2つの小さな命

2021.5.16
昨夜、宗像市の竹内信昭さんから電話がありました。
なんだろうと思って出てみると

「仔猫が公園に棄てられていて、今我が家で保護している」

確か竹内さんは犬を飼っていたことはあったけど
猫は初めてじゃないか?と思い、
一緒にいた我が家の双子と一緒にスーパーのペットコーナーへ行き
ミルク缶と哺乳瓶を買って竹内さんの家に向かいました。

そこにいた仔猫

到着して対面した仔猫は2匹。
かなり衰弱しているのか、声もでない状況でした。
聞けば、公園に発泡スチロールに入れられた状態で
そこで遊んでいた子どもたちが見つけて
自治会の役員をしている竹内さん宅に来たんだとか。
ミルクもやわらかい餌もあげてみたけど、
片方は少し食べるけど、もう一方は全く受け付けないんだとか。

猫ちゃんず保護。_210516_1

竹内さんは慌てふためきながらも、各方面に連絡を取ります。
その中で、山下競子さん経由で猫の保護活動をされている平原まゆみさんと連絡が取れたので、仔猫たちの状況を伝えました。

動きが鈍い、声がでない、ご飯食べない…から判断して低体温症になっているかもしれないねという事で、竹内家に残っていた使い捨てカイロを出してきて、2匹をあたためてもらいました。

猫ちゃんずのお世話は、主に竹内さんの妻・ようこさんが誠心誠意をもってミルクを作ったり、排せつのお世話をしたりしていました。

無事に迎えた朝

ようこさんもおそらく眠れない夜を過ごしたのではないかと思いますが
そのおかげで、2匹なんとか朝を迎えることができました。

夜のうちに私も友人知人の力を借りて、保護先や譲渡先、そのプロセスなどを調べて整理していました。

譲渡するにあたっては、いろんな方法や手順があると思いますが
今回の猫ちゃんずの場合
  *血液検査とその証明書
  *検便
  *ノミダニ駆除
  *性別の判別
を、動物病院にお願いできればする、血液検査の結果、猫エイズなどの病気の有無を確認してから譲渡するという手順を取るつもりで病院に行きました。

アサイチで動物病院へ

日曜日の午前中も診察してくれる「ひまきの犬猫病院」に
竹内夫妻が猫ちゃんずを連れて行ってくださるので、私も直接病院に向かう事に。

月齢がおそらく生後3週間ぐらい、体重もそれぞれ300グラム台であることから、血液検査も、検便(うんこが出なかった)も、ノミダニ駆除(ノミダニが発生してから対処する)もできず、小さい方が風邪と結膜炎を起こしていたので薬を処方してもらうだけでした。

救世主登場

血液検査ができないままでは譲渡も難しい、この猫ちゃんずをこれからどのように保護していくべきかと迷っていたら、とりあえず検査受けるまで預かるよというお声がかかりましたので、竹内さんご夫妻と一緒に猫ちゃんずを連れて行きました。
猫のことをよく知っている方でしたので、とりあえずホッとしました。

猫ちゃんず保護。_210516_5

昨夜からの様子、病院での診察のことなどを説明しながら
猫ちゃんずを託す竹内さんと妻・ようこさん。

猫ちゃんず保護。_210516_7

ひっつきもっつきの猫ちゃんず。

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小さいけど、よく鳴いて、気が強い方。おそらく女の子。

猫ちゃんず保護。_210516_10

大きくておっとりしている方。おそらく男の子。

終わりに

今回の小さな命2つのリレーは、これで終わりではありません。
検査結果次第で、またどうなるかわかりません。
でもとりあえず、今は命を繋ぐことができています。
生き物を飼うということをもう一度ちゃんと理解して
簡単に命を棄てることがないように
できればどの命も天寿と全うするようにしてほしいと思います。

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