【書くラジオ】#3 ピアスに教えられたこと
今日、弟がピアスを開けた。
初めは友達に開けてもらうと言っていて、心配した両親は病院で開けさせたがっていた。
私は、大学生の時に病院で開けた。
それは、母に「病院で開けるならいいよ」と言われたから。私は結構良い子なので←、その言葉通り、学校の帰りに病院に行って開けたのだ。確か片耳6,000円、両耳開けてもらったので12,000円くらいしたんじゃなかったかなぁ。
昨日の夜の家の食卓(弟不在)は、弟のピアスの話題で持ちきり。肌が弱い弟は、やっぱり病院で開けさせた方が良いんじゃないか?でも、そういうところにまで首を突っ込んでくる親ってウザいから、言わないし言えないけど…。そういう話だった。(確かに、うちの弟はもう成人している)
結果、こういう結論に至った。
「お金は出すから、やっぱり病院で開けさせよう!」
それで、弟は今日病院でピアスを開けてきたのだ。
大学時代、私は自分のバイト代でピアスを開けた。
それに気付いた母が、「(私の下の名前)にもその分のお金は返すよ」と言ってくれた。でも、別にいいよと言った。私はそんなにせこくないし←、今実家に住まわせてもらって、ご飯を作ってもらって、食べさせてもらって…ということを考えると、とてもじゃないけどそんな資格はないと思った。(家にお金は入れてるけどね)
それよりも、一つ思ったこと。
それは、私は自分の意思でピアスを開けたんだなぁということだった。
うちの弟は、最近車校にも通い始めた。でも、私はまだ免許を持っていない。
周りから早く取れ取れと言われていたけれど、家庭内が私の免許についてはあまり推奨ムードではなくて、学生時代に取ることが出来なかったのだ。
私はそのことを少しばかり恨んでいた。
特に最近は落ち込んでしまうことが多くて、「あぁ、私には○○もないし、○○もないし、○○もない。免許さえも持ってない!」という風に考えてしまっていたのだ。
でも気が付いた。ピアスは開いているじゃないか!
私の意思で開けた、生きるのにマストではないピアス。
大学時代、周囲にピアスを開けている女の子はあまりいなかった。私はおとなしそうに見られることが多いので、「コガちゃんがピアス開けてるの意外だね!」とよく言われた。
そう、開けたかったから開けたのだ。
免許だって、結局は私が取りたくなかったから取らなかったのだ。
人のせいじゃない。
私は私の意思の強さにいつだって悩まされ、頑張らされ、でも時々助けられている。
人生、ピアスに教えられることもある。
そんなこと、ピアスを開けた学生の時には分からなかったな。