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大家さんはケチだった話~築25年のアパート③
こんにちは。ゆかいです。韓国での引っ越しや住居をテーマに回想録を書いています。
今回は、おばあさん大家の話です。
前回の話はこちら↓
大家さんは구두쇠(クドゥセ)だった…
大家さんについては書くかどうか悩んだ。これから韓国で暮らす予定の人が読んだら、幻滅してしまうかも…。
でも、部屋を借りるときの参考になるのでは?とも思う。
韓国で初めて引っ越した部屋の大家さんは、ケチな人(구두쇠:クドゥセ)だった。
大家さんはこちらのラストで少しだけ登場済↓
契約時の交渉で壁紙とキッチンリフォーム獲得!
我が家は、壁紙の張り替えとキッチンリフォームを条件に賃貸契約をした。
きれいな雰囲気の部屋は南向きで日当たり良好。
小さな子供がいる家庭に必須のバスタブ付きの浴室。満足していた。
大家さんとの交渉は自分でするか仲介業者に
韓国では、借りた部屋に問題がある場合、物件を仲介した不動産屋に言うか大家さんと直接交渉するのが普通。
ところが、物件管理や修繕、施設改善をしたがらない大家さんは結構多い。
お金がかかることは避けたいからだ。経費をかけたくない。
でも、契約前なら原状回復やリフォームを交渉しやすい。
大家さんからすると、契約してもらえないと困るので話を聞くけど、お金と物件の引き渡し後は耳を貸さなくなる。
つまり、アフターサービスはノーサービス!
私たちが住んだ家は、まさにその典型だった。
つまるトイレ
しばらく住んでみて気づたことがある。それは、配管問題。
特にトイレには苦戦した。
ティッシュを流すとすぐ詰まるトイレだったから。
しかたなくティッシュを別に捨てるためのゴミ箱を設置。
それで何とかなるはずだったが…。
当時、3歳の娘は便秘気味。
ティッシュをトイレに流さなくてもつまるようになった。
絶体絶命…。
トイレがつまるという経験を日本でしたことがなかった私。
最初は我慢したけど、結局夫を通して大家さんに修理を頼んだ。
物件の引き渡し後は直してもらえない
大家さんは「わかった」と言ったものの、いつになっても修理業者から連絡は来なかった。あれこれ遅れの理由を説明されたのを覚えている。
その間、私は鼻をつまんで娘の大きいのをトングで砕いて流すか、それでも無理な時はゴミ箱に捨てた。←(汚くてすみません…)
しばらくして大家さんの電話は通じなくなった。
面倒だったんだと思う。
1ウォンも使いたくなかったのだろう。
ケチの極み(笑)!
ここで韓国人なら、ガンガン電話して修理を要求するのだろうけど、外国人妻(私)にはそんな勇気はなかった。
当時、夫は毎日帰りが遅く子供のことや家のことは私任せだった。
全くあてにならない。
他にも細かい瑕疵があったのだが、覚えているこことは、結局なにも直してもらえなかったことだ。
教訓:賃貸契約前に修理依頼すべし!
結局、私たちの次の住人は契約交渉で修理を要求したため「トイレつまる問題」は解決した。
私たちは契約期間を通して我慢して終わった。
でも、次の入居希望者が内見に来た時、トイレがつまることを広めておいた甲斐はあったようだ(韓国では人が住んでいても内見するのが普通)。
少なくとも私と同じ思いをしないで済んだはず。
後でわかったことだけど、トイレの配管に歯ブラシが引っ掛かっていたそうだ。
まあ、大家さんとはいえ、話が通じないお年寄りと喧嘩して修羅な場面にならなくてよかったとは思う。
それ以降、部屋探しをするとき「トイレがつまらないこと」が大事な条件になった(今でも)。
(つづく)