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🐍楽園の楽園
2025年3冊目
『楽園の楽園/伊坂幸太郎』
中短編、あっという間に読了。
なんとなく『禁じられた楽園/恩田陸』に近しいものを感じる。
この本は圧倒的陽パワーで照らされるから、途中苦しいけど好きな本。
読み途中だけど『マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険/スザンヌ・シマ―ド』の帯の「森林は「インターネット」であり、菌類がつくる「巨大な脳」だった――。」も通ずるものがある。
人間は意味を食べる生き物。
というのは何の本で読んだのか忘れたけど、それを思い起こされる。
無意識に順序だてて物語にして、意味を見つけてそれを無垢に信じて過ごす。
その過程で感情と事実が入り乱れてご都合主義宜しく、不効率で無意味な行動に繋がってしまうのが人間の性なんでしょうか。
「悲しみは悲しみとして、後悔は後悔として」を心に留めて、明日からも人間をやりきりましょうかね。