社内取材④葬祭ディレクターという「お別れの場」に寄り添う仲間
ご供養業界「偲ぶことの真ん中と向き合う」会社
株式会社まなか広報室・壱号のお独り広報室立ち上げ赤裸々日記。
今回はキリッと真面目に!社内取材したまなかのなかま記録④――葬祭事業部をご紹介します。
このnoteの願い
まなかの仲間紹介や、壱号の右往左往録に目を止めていただいたことで、ほんの少しでも、ご供養のことや、自分の価値観に想いを巡らせてみてほしいな~と思ってます。
今を前向きに生きている皆さんだからこそ「自分だったらどう思うだろう」「どうするだろう」とちょっぴり確認してみること。それによって、いっそうまた新しい1日が、大切な人との関係が、充実したあたたかなものになりますように。
難しくも、「最初」のご供養に立ち会う核のお仕事
別れが訪れると予告されたり、突然訪れた時、人の反応や気持ちの現れ方は本当に千差万別なんだな……と葬祭事業部の話を聞いて、想像にも限界があるその難しさに言葉が出ませんでした。
まなか社内で以前、仕事の上での気付きや学びをシェアする記録があったので入社以来何度も何度もそれを読み返すことを壱号は習慣化してます。
特に葬祭事業部のメンバーは、対応拠点が本社と別であったり、お客様に寄り添って現場(各斎場や火葬場)に出ていることがとっても多いので、かように図々しい壱号でも、そうそう気軽に根掘り葉掘り取材が依頼しにくいので……この記録の、様々な経験談や学びの声は、すごく貴重で考える参考になるものなのです。
その中で、すごく印象に残っているもの。ほかの事業部とも通じる「迷いがあるのに、急いで決める必要はありません」という対応の徹底。
もちろん、病院などから故人様がご自宅にお帰りになる手配は、病院側の都合などから「すぐに」と促されてしまうことも、首都圏では特に多いようですが……ご自宅へお帰りになる車の手配だけをすることだってできるのです。
すぐに手配できた業者さんに、そのままお葬式なども安心してお任せできるなら、不安や心配がすぐに解決できてなによりだと思いますが、「納得できない」「これは要らない」といったプランまで「そのまま頼まないとダメ」ということでは無いということ。
まなかに急なお別れで1社目に飛び込んできてくださったとしても、同じこと。「今すぐ」本当に決めなくてはならないこと、急いで手配しないとならないことと、「しっかり考え、比較検討して決めた方がいいこと」を分けることから寄り添ってるんです。
お葬式は「人が人を想い続ける」はじまりです
2008年に滝田洋二郎監督作品で公開された映画『おくりびと』
ご記憶の方も多いかと存じます。「葬儀のお仕事」と耳にした方が、思い浮かべる姿の1つかな? こちらは葬祭業務の中でも「納棺師」という、専門職を描いた作品です。
まなかの葬祭事業部は、事前(生前)を含めたご相談の窓口からお客様との関係が始まります。
だいぶ一般で浸透してきた終活の一環で、ご自身で早めに相談にお見えになる方もいらっしゃいますし、ご家族がご病気となってお医者様から「その時の心の準備を」とお話を受けてという方もいらっしゃるそうです。
また、突然起きたお別れに、混乱や茫然自失の中で急な判断・対応を迫られ、インターネット検索で連絡を入れてくださるケースも当然あって、メンバーはみんなお客様の様々な気持ちとダイレクトに向き合って業務に取り組んでます。
遺される側の人にとっても、遺して逝く側の人にとっても、1対1の関係性において、お別れはすべて「初めて」訪れる体験です。
お葬式に参列すること、遺族席に座ることを経験していたとしても、「あの人」と「わたし」のお別れはいつだって最初で、最期。
できる限り心残りの無い、お葬式にする。それがまなかの葬祭ディレクターの願いです。なぜなら、お葬式でしっかりとお見送りができて、心残りが少なければ少ないほど、その後「あの人を想う時」が前向きであたたかな想いになりやすいから。そうまなかは考えています。
増加する「葬式不要」論の葬式は、まなかの考えるお葬式じゃない
3密回避の必要もあり、ここ2年でお葬式の場は様変わりしました。
その前から「家族葬」と呼ばれる小規模、身内のみのお葬式のニーズが高まっていました。
この言葉も樹木葬同様で、厳密な定義はありません。お通夜・告別式と仏式を2日に分けて一般同様に行うけれど、親類縁者しか参列しません、という形もあれば、無宗教式、火葬前のお別れの時間を家族だけで持つ、という形もあったり。
葬儀社さんや斎場施設さんによっては、ご自宅で完結するスタイルを提供していたり、会場がホテルや一戸建て、モデルハウスのような設えで「自宅のように」泊まって付き添い、お別れの食卓を囲むといったプランも用意されていたり。知られにくいかもしれませんが、実に選択肢は増えている!
様々な人生の在り方が増えているので、最期の場面やお別れの仕方、お見送りの仕方も多様化しているのでしょうね。
まなかは「考える指針」になるような基本プランをご用意はしていますが、いわゆる「セット価格」ではないのが特長。
これは要らない。こっちはこうしたい。こういうことはできませんか。想いやご希望をお伺いして、カスタマイズ対応。仏式だけでなく、無宗教スタイル、神式、お別れ会形式など、専門スタッフがご要望を叶えられる方法や手配で「その方らしい、その方のための」場を作り上げます。
相談の際に「お客様はどうされたいですか?」を丁寧にお伺いして、ご予算の中でどうしたら叶えられるか?を考えるのがまなかの葬祭事業部。
そしてそれが実現できる会場や設備、ご用意に奔走する。(で。まなかで難しい場合は、他社さんを探して紹介するなんてことも……しちゃってる……。)
「お葬式なんかしなくていいから」と、遺される家族を気遣っておっしゃる方がとても増えているようです。
お葬式という遺される側にとって、「最後のお別れの場」の機会そのものがなくなってしまうことがいいことかどうか、望まれているかどうかも大事なこと。
よくよく考え、お話を伺えば「しなくていい」と思っていらっしゃることは、お葬式=大きな祭壇や飾り・画一的な段取り・身近に感じられない儀式やしきたりのルールがいろいろ絡んでいる「大変なこと」なんですね。
お別れの機会を無くしてしまおうということでは無い。
従来のお葬式、地域に根付いている習慣や風習に準じた形や、信仰するものの儀式に沿ったもの。それが「一番しっくりくる」「そのように送ってほしい/送ってあげたい」という方がいらっしゃるなら、そのためにできる方法や手配に邁進。
反面、一般的とか伝統だとされる形式は「納得ができない」「このようなことに、こんなにお金がかかるなら、」とネガティブに感じて、拒絶感を覚える方もいらっしゃる。その場合は、「どんな形で、お見送りしたいですか?」としっかり掘り下げてお伺いする。
どちらの場合も「大切な人とのお別れの場を、心残りの無い形で納得するように持ちたい」想いが一番大事。
常日頃から「死」を考えすぎていてもおかしいかもしれません。一人であれもこれも全部どうにかしておかないと迷惑になるから、と後ろむきにも考えないでほしいです。
まなかでは、お葬式に限らず「大切な人を想う」ための方法や気持ちの確認のお手伝いをしています。
実際にどうするか? 契約しなきゃ、のその前に。
遺される方も、遺す立場になる方も、前向きに、後悔の無く生きていくために。ご供養を難しくしない。義務や負担にしない。1人1人のお気持ちや価値観に寄り添って、一緒に考える仲間がお待ちしています。
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