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休日魔女のカレンダー#02 小さな菜園を作る
10月初旬の花屋仕事が5日間休みだった4日目にギックリ腰をやってしまい、やっと痛みがなくなってきた下旬……説明は省くけれど、18歳で初ギックリをやってから疲れていたりすると、普段は何でもないような動作でもギックリ腰になってしまうような体になってしまったのだなと思った2023年秋…
体を労わりつつ、夏の間は休んでいた野菜の袋栽培を再開したので、本日はその記録を。
もうすでに収穫できる野菜もあれば、来年の春までじっくり育てる野菜もあるので、途中経過も一緒に書いておきます。
小さなバルコニー菜園を始める
野菜のビニール袋栽培とは
言葉のままですが、植物を直植えや花壇、植木鉢ではなく『ビニール袋』に植え付けて育てる方法。
見た目にこだわる人にはちょっと……と思われるかもしれませんが、わざわざ植木鉢を買い足さなくてもいいのでおすすめ。
準備するもの
ビニール袋(できれば厚手のもの)
野菜を育てる土(市販の野菜の土でOK)
野菜の種、もしくは苗
ハサミ(普通の鋏でOK)
この4つと、シャワー状に水やりができるホースかジョーロがあれば始められます。
袋を用意する
今回私が使ったのは、花屋のビニール袋。
厚手でしっかりしていて、長さもあるので好きな長さに調節できて便利。
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袋の持ち手などをカットし、長さもある程度カット。
最後に縁を折り返すので、多少長さは残した方が良いかも。
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底やサイドに鋏の先などで適当に穴を開ける。小さく突き破るイメージ。
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穴はこの状態で開けるのが難しければ、土を入れてからでも大丈夫!
ただし、土を入れて種を蒔いたらその場所から動かせなくなります!ビニール栽培をしたい場所で作業をしましょう。
土を袋に入れる
袋を広げて縁を折り返して形を整え、必要な分の土を袋に入れる。
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今回は、大根(初挑戦)・蕪(2回目)・にんじん(2回目)・ベビーリーフレタスの種を蒔くので、根菜はかなり土多め、ベビーリーフは高さ15センチくらいまで土を入れた。
ちなみに、根菜はこの後も成長に合わせて土を継ぎ足していくので、最初は15〜20センチくらいでも大丈夫なはず……
欲しい土の量を袋に入れたら、縁を折り返す。袋を揺すって土でしっかりパンパンになっているか確認。袋の端まで土がないと、種まきして水をやった後に空間に流れてしまうので、入れすぎくらいパンパンに入れる。
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この時点で袋に穴を開けても良い。最初に開けたけど、足りなければ再度開けるのがおすすめ。水はけが悪いと成長が悪くなるので、袋が破れて崩壊しないように注意しながら、水はけ穴は気持ち多めで。
種を蒔く
野菜にそれぞれあった種の蒔き方をする。
大体、種袋の裏に「筋まき」「ばら撒き」とか「1センチくらいの深さで3〜4粒」とか「かける土はごく薄く」と書いてあるので、それに従えばほとんどはちゃんと芽が出ます。
でも、できれば種が『好光性種子』なのか『嫌光性種子』なのかを知っていると、蒔き方や蒔いた後の土のかけ方のヒントになるはず。
光が当たっている方が発芽しやすい種と、しっかり土をかけて真っ暗にした方が発芽しやすい種がある、ということ。
今回私が蒔いた種だと
好光性……蕪、にんじん、レタス
嫌光性……大根
ということになるので、大根は土をしっかり被せる。蕪は土に指で穴を作るけど、あまり深くしない。にんじんは浅く土に筋をつけてパラパラ撒き、レタスはパパッとばら撒きで被せる土はごく薄くした。
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水やり
種と土が流れないように弱い水圧のシャワーかジョーロで水やりをする。心配だったら、霧吹きでもOK。加圧式じゃないと腱鞘炎になりそうだけど…
ここでしっかり水やりをして、開けた穴から水が出てくるかをチェック。少なければ、もう少しだけ増やす。ただ、蒔いた種や土を崩したりしないように気をつけて。
種蒔きについては、これでおしまい。
あとは、日当たりの良い場所で土の渇き具合を見ながら発芽を待つ。
発芽〜間引き
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大根・蕪・にんじん・レタスの芽が出揃ったので、ここからしばらく成長を見守る。
双葉が少ししっかりしてきたら、間引く。ちょっと可哀想だけど、この中から強そうな子だけを残して、しっかり食べられる野菜を育てていきます。
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大根は実験で大きな袋1つに2本、小さな袋で1本、合計2ビニール3本育てています。
こちらは小さなビニールの1本。
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7つだとかなり小さな蕪で収穫することになるので、大きく育てるか考え中…
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ここから成長したら、さらに間引きます。多分半分以下の本数になる…
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間引いた後、大根や蕪はどんどん成長して伸びていくので、倒れないように土を芽の周りに寄せる『土寄せ』をする。よく、畑で苗の周りに土が盛られている、アレです。
袋の中の土の量には限度があるので、私はこの『土寄せ』の際に、新しい土を追加している。肥料入りのタイプの土なら、土を追加するのも多少の追肥になるので、ちょうどいいし。
土の追加をしなくて大丈夫なら、ここで肥料を与える。そうすると、苗がしっかり育ってくれます。がんばれ〜!!
間引きって本当に心が痛いんだけど(私だけか)、間引くのと間引かないのでは全然違う。大根や蕪は間引く必要性は目に見えるけど、ベビーリーフなんてそのままでいいんじゃないの?と思いがちだけれど、間引いた後の残った子達をご覧下さい。
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隙間が空いたので、一気に成長してじゅうぶん食べられる大きさになった。
たった4日でベビーリーフのベビーたちが、販売されているようなサイズの葉っぱに!日光が十分に当たって栄養が作られ、空いたスペースで葉が育つと、こんなにもしっかりした苗に。
ベビーリーフは外の葉から収穫して追肥をすれば、枯れない限り新しい芽が出て育って、再び収穫……というサイクルを何回も繰り返すことができるので、間引きは大事です。
心はちょっと痛むけど、生で食べられる葉であれば間引き菜もサラダとか盛り付けに使えるので、間引きを上手く活用してあげて下さい!
収穫する
レタスミックスの収穫。簡単に手で葉を摘んで収穫できる。
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摘んだばかりのレタスの葉は、柔らかくてとても美味しい。サラダにしてもいいし、サンドイッチに挟んでもいい。
虫もつきにくい野菜なので、サッと水で洗ってすぐに食べられるので最高。
追肥
間引きしたり、収穫したりした後には肥料をやると育ちが良くなります。
私のおすすめは『ぼかし』もしくは『鶏糞』
今回はぼかしを使った。
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ぼかしは即効性があり、効果がある期間が50日前後なので、一度やるだけで十分なくらい素晴らしい肥料。
反対に、量をやりすぎると『肥料ボケ』と言って樹勢や葉ばかりが育ってしまい花や実がつかなくなるので、ほんの少しで大丈夫。鉢植えや袋栽培は土の量も少ないし、ほんの気持ちくらいでよく効く。
あとは、ぼかしが直接根に触れないようにやらなければいけない。それくらい、ぼかしは強い肥料なので本当にちょこっとだけ。
毎日様子を見て、成長を楽しむ
レタスはこのサイクルを繰り返す感じ。
根菜系は収穫自体が来年になるのと、一度収穫したら終わりなので、収穫までにもう一回肥料をやるかやらないか、という感じ。
ビニールは水はけが悪いので、水の量も土の状態を見ながら一日あいだを空けたり、虫がいないか葉っぱをチェックしたり……
ただ種を蒔いて水をやって簡単、はい終わり!は楽だけど、自分が食べる野菜が少しずつ大きくなっていって、根菜なんかはいざ抜いた時に、大小に関わらず「なってる!」ということに思った以上に感動する。土の中は見えないし。幼稚園で芋掘りに行って、めちゃくちゃ大きな芋を掘り当てた時を思い出す……(大きな芋がいい芋だというわけではないと、大人になってわかるのだが笑)
自分の育てたもので自分の体ができているという、衣食住の環の中にいる実感。手間はかかるけれど、収穫出来た時は最高に楽しい。
袋栽培で始める小さな家庭菜園、おすすめします。
おまけ
育てているオリーブ2種類、収穫したのでこちらは塩漬けを作っている最中。
チプレッシーノとレッチーノ。レッチーノはどちらかというとオイルを生産する品種らしく、塩漬けにはそんなに向いてないらしいが……味の違いを知りたいので、別々にして作ります。
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重曹水に10日ほど漬けて渋抜きし、その後に塩水に漬ける。
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レッチーノ。種抜くと身がほぼゼロなので、傷だけつけて種有りの状態で渋抜き中
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オリーブは全て収穫し、あとは四季なりのワイルドストロベリーが頑張って秋の花と実をつけている所。ただ、明日の朝収穫しよ〜と思っていたらナメクジに先を越される事件が多発しているので、お酢で対策しようか、イチゴにひとつずつカバーを被せようか考え中……
イチジクも葉が枯れたら植え替えねば。。。
寒くなったらなったで収穫以外にやることはそこそこあるので、それはSNSで報告?します。