祝祭、そしてHOWL
びっくりするくらい公開できる日記を書いてなかった…
花屋で働き始めてあっという間に一年過ぎていた。
それ以前に、犬を飼って一年が過ぎ、八年一緒だったインコが一羽、その一生を全うして虹の向こうへ旅立ち、念願だったアーティストのLIVEに行き、バルコニーで育てているマルベリーは今年もジャムを作れるだけ実り、花屋は現在リニューアルオープンの為に休業中…その間に参加する企画展の作品をたくさん作った。
そして、もう今月で今年一年の半分が終わってしまう…早すぎる。どんどん時間の流れに取り残されている気がするが…何とか自分の本心を犠牲にしないように生きています。
花と植物についてのことは、大体その都度instagramにアップしているので、よかったらフォローして下さい。
祝祭、そしてHOWL
去年の春頃、オンラインショップの新作について【祝祭】をテーマにするにあたって聞いていたROTH BART BARON(ロットバルトバロン)の話を少し書いたのだけど、念願だったLIVEに今年行くことができた。
中村佳穂の歌声から始まるアルバム【HOWL】のツアーファイナル、東京の人見記念講堂で初めて生のROTHの音を浴びることができて、一人で行ったので誰かに気を遣うことなくただただ一人で泣いて歌って踊って、ひとしきり浸って帰ってきた。
人生という旅路の途中、偶然出会った空飛ぶ船に乗せてもらった。そんなLIVEだった。
オオカミが遠吠えして仲間がそれに応えるように、音楽でつながって会話するのがテーマとも言える今回のアルバムで、ツアーファイナル一曲目がまさにこの『HOWL』という曲だった。
始まった瞬間にガチ泣きしてしまった…何かの作品に触れて開始早々泣いたのは、多分コロナ禍でリバイバル上映されたジブリの『風の谷のナウシカ』くらいだと思う…覚えている限りは…(ナウシカは人生の女)
その後もずっとノンストップで、MCは確か最後の最後しかなくて、とにかくたくさん曲を演奏する!という三船さんの気持ちがただただありがたくて、生きているROTHの音をひたすら浴びながら一度も座らずにいた二時間。
実は私は十歳の時から三十歳を超えた頃まで、ジャズの師匠にドラムを習っていた。ジャズ以外のジャンルの方が多かったけれど、二十年以上ドラムを叩いていたので、バンド全体の音のバランスの他に、とにかくドラムはじっくり聴く。LIVEだったらドラムセットとかも見る。
『場所たち』という曲はもともとすごく刺さるものがあったのだけど、ドラムの工藤さんの【魂】を感じるものがあって本当に号泣してしまった…
それと同時に、自分が音楽を奏でて音に包まれるのが最高だって知っているから、私も何かが違っていたらステージに立つ側の世界線もあったのかなと思ったり…
でも多分、客席側にいた私だからこそ刺さりまくったんだろう…本当に良い夜だった。
いつか生で聴きたいと思っていた中村佳穂も一曲だけゲストに来てくれて、同時に2アーティストのLIVEを満喫できて、本当に行って良かった。
実はROTHが自主開催するBEAR NIGHTというイベントがあって、去年の第三回は日比谷野外音楽堂に中村佳穂がゲストで来て、とても羨ましかったのだけど、仕事の都合と自分の体調に自信がなくてチケットを取らなかった。
今年も日比谷野音で開催ということで、今年はチケット取りました!!また一人で行くけど、もう最高のLIVEであることは約束されているので、とにかく体調をしっかり底上げして参加したい。楽しみすぎる。
…という、ROTHのLIVEが最高なんだよ、という話でした。
ツアーファイナルの『HOWL』の動画が公開されて3月の記憶が一気に蘇って再び号泣したので、とりあえずnoteに書き残しておこうと思った次第です。
大きなホールでストリングスも含めた音を浴びれたので、今度は小さめな箱での音も浴びてみたい。