精神病について②~「障害は個性」と言うある種の暴論

障害を個性と言うのであれば、その障害の中身を見てから言うべきだと思う。

障害の中身を知らずにボヤッとしたイメージで、障害を個性と言うのは、レッテル貼りと変わらないのではないのでしょうか。

がん細胞は個性か?
(今日のMステで、竹原ピストルが「あなたのがん細胞を殺したい」と歌ってましたね)

恋愛経験の無い人が恋愛を語ると、なんとなく経験値の無さが透けて見えるように(私もついこの間までこの方面もたいがいでしたが…)、当事者は嫌でもすぐに察してしまう。

僕の後輩が、僕の姉のことを、「踊る大捜査線の小泉今日子みたいですよね~」と言って吹き出しちゃったことがあったけど、そういう思っていること言ってくれた方がよっぽどいい。

家族でも、親の立場、きょうだいの立場、子の立場、一緒にされても困るし、同じ立場でも、持ち家か集合住宅か、都会か地方か、環境により悩みは千差万別。

「障害は個性」は、正論ぽく聞こえるから、ちょっとたちが悪い。

姉の精神病で、僕の母は精神を病みました。
ふたりを支える父は、今月80歳になります。
僕には、時間がない。

時間がない。

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