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私が思う、女性活躍のこれまでとこれから。

このエントリは、Reginal Scrum Gathering Tokyo 2022(以下RSGT2022)のアドヴェントカレンダー19日目の記事になります。

RSGT2022の『Night Sessions』に、私が所属するWomen in Agile(以下WiA)も参加させていただくことになりました。
そこで、私の自己紹介を兼ねて、女性を取り巻く労働環境30年を振り返り、私がWiAへ託す想いを語ろうと思います。

今の私は、こんな人。

フリーランスで色々な企業や大型プロジェクトを回りながら、PMOのお手伝いやプロセス改善をやっています。PMPとCSMを持っていますが、まだアジャイルの現場に入ったことはありません。来年こそは!アジャイルの現場で働きたいと考えています。

ここから、私のキャリア30年を振り返ってみます。この図は、先日のWomen Develpers Summitで戸倉彩さん(@ayatokura)が作っていらっしゃったDeveloper Journey Mapを真似してみたものです。

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遡ること、30年前。。。(1992~1999)

さて私が社会人になったのは、1992年、バブル最後の年です。
私が入ったのは、地方銀行のIT子会社。IT企業なのに、女性には制服がありました。ここで、汎用系のCOBOLプログラマになりました。

その頃、女性は結婚したら仕事を辞めるものとされていて、25歳で独身だと売れ残りと言われました。私の同期も、結婚したら皆辞めていきました。当時まだ母性保護法により、女性は深夜業が禁止されていました。
(※深夜業とは、午後10時から午前5時までの間の労働のこと。この法律は1997年に改正され、女性の深夜業が解禁された。)

その後、これからはダウンサイジングだ!汎用なんて先がない!と、小さなSESの会社に入りSEになったものの、受託開発を手掛けたら大炎上したのを見て、外資系のSIerに転職しました。これが1999年。ドラマ「ショムニ」が流行っていた頃です。まだ女性社員に制服がありましたね。

外資系SIer時代(1999~2009)

この頃、IT業界はデスマーチが横行していて、IT土方と呼ばれキツイ職種として嫌われていました(あるプロジェクトで、1日おきに徹夜したことがある)。そのためか、女性は少なかったですね。

あまりのPJ管理のヘボさに(?)、PMPの取得が流行りました。私が設計をやるSEから管理系へポジションチェンジし、PMPを取ったのは2007年です。また私がアジャイル開発というものに初めて出会って、衝撃を受けたのが2004年でした。

世の中は、どんどん構造改革されていきました。ドラマ「ハケンの品格」で派遣という働き方が脚光を浴びたのが2007年。働き方はどんどん改革されて、ホワイトカラー・エグゼンプションや裁量性が導入されました。

そして、2008年にリーマンショックが起こります。私はここで、リストラに巻き込まれました。

フリーランス突入(2009~)

リストラの嵐が吹き荒れる中、私の再就職は難航しました。リストラは何回かのロットで行われたのですが、私は最後の方だったので、もう席がないと。2009年の完全失業率は、5.5%に達していました。派遣切りや雇止めも横行しました。構造改革はこのためだったのかと、思わされました。

そんな中、運よくスキルを買っていただける現場があり、派遣社員を幾つか経験した後、独立し2014年に開業、2018年に法人化することができました。

派遣社員をしてた頃、PMの地域コミュニティを立ち上げたのですが、やっぱり女性は少なかった。若手女性を「一度見に来て」と誘っても、断られることもありました。

それでも、女性に活躍してほしい理由

30年前と比べれば、今は女性が活躍できるようにはなりました。結婚しても仕事を続ける共働きがスタンダードになりつつあります。そんな社会はきっと、家父長制の中で育った私のような世代が、子供たちにはもっと違う経験をしてほしい、と願った結果だと思うのです。

でもその分、女性は家事も仕事も育児も(何なら介護も)やらないといけなくて、しんどいかもしれません。活躍していると言っても、それはまだ「皆が本当に望んでいるもの」では、ないのではないか。

私の赴く現場には、女性が本当に少ないです。でも、ここには女性が楽しく活躍できる椅子がたくさんあるのではないか。それを知らないだけで、上手く参入できない人はいっぱいいるのに、勿体ない!!

もちろん、家庭を守りたいならそれもよい。男性が家庭を守ってもよい。男女は性差があるのは当然だし、個人の資質もあるでしょう。皆が今の男性と同じように同じだけ働く、と言うことではなく。

私が欲しいのは、機会平等なのかも。例えば女性が男性と同じように働きたい・活躍したいと思ったら、そうできること。それも、楽しく!!それって、女性のためだけではなく、男性のためでもあるのではないか。

そんなことを考えています。

最後に

これまで、社会が変わってきたのを見てきました。これからも変わり続けるのでしょう。微力ではありますが、WiAというコミュニティでそのお手伝いができることを、今からワクワク楽しみにしているのです。ぜひ、皆さんと楽しさを分かち合えればと思っています。まずは、RSGT2022の『Night Sessions』でお会いいたしましょう。

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16210/night-sessions

長文最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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