自己嫌悪の備忘録
ストレス溜まると暴食してしまうか、散財してしまうか、限界まで眠り込んでしまうかしてしまってダメね。良いことない。
ちょっと仕事で嫌なことがあった。
「ちょっと」って表現できるほど私の中ではまだ収集ついてなかったりするんだけどね。
でも70%くらい自分のせいだと思ってるから、なんとも。
仕事で起こる大抵の理不尽は「ハァ〜〜人間人間!愚か愚か!!」で片付けられるくらいにはメンタルも強いしスルースキルも高いんだけど
今回のは結構グサッときたかなって感じ。
どのくらいかっていうと
電車の中で泣きそうになってしまうくらい。
その時電車には結構人いたし、ちゃんとメイクしてたから我慢したけど。
あと稽古場で「今日元気ないじゃん?」って言われるくらい。
稽古場には、特に自分が先頭の立場にいる時はマイナスの感情を極力持ち込まない様にしてるんだけど
この日はそれに加えて時間を無駄にしたなーってことが重なって、なんか色々ダメだった。
帰り道と、そのあとのバイト中、そんなこんなの自己嫌悪に苛まれすぎてメンタルぐずぐずで
ガチ泣きしながら配達してたりした。
でも朝日浴びたらなんか強制的に気持ちが前向きになって
「うわぁ、セロトニン分泌されてるわぁ〜私って単純〜〜✌️」ってなったし
1日寝かせておいて、少し気持ちに整理がついたから忘れない様に書き残しておこうと思った次第です。
それで何があったかと言いますと
端的に言えば、原稿がボツになっただけなんですが
今お仕事もらってるところが色々いろいろで、限界〜〜みたいな感じなんだけど
五日ごとに締め切りが来て「なんで?」って感じなんだけど
なんか脚本千本ノックしてる状態が続いてるんだけど
まあそれはそれとして、都合良く捉えれば良い経験させてもらってる。と思いたい。
そこで書いた脚本の一本が、プロット段階で会議した時に、予算の都合でできないことが多くてボツになって。でももう出演者の方は決まってるから(この時点でなんで?と思うかもしれないでしょうが、まあそんなこともあるんですよ)、どういう風にしたら良いか?みたいな話し合いをして、「じゃあこうしましょう」っていう方向性が決まったんですよ。
で、その方向性で
決まってる出演者に沿って
書き始めるじゃないですか。
それで内容がミステリーの様なものだったから、構成とかギミックとか色々考えたんですよ。それはもう細かく伏線とか色々考えて組み立てたの。
そしたらそれを組み立てた次の日に
「出演者二人増えました!」
って連絡が来て
どうして?ってなるじゃん。
まあまだその時点で締め切りまで五日あったから、組み立て直せば良いかと思ったんですけど
意外と登場人物二人増えて、しかもセリフもそれなりの量でって言われると笑っちゃうなーって思って。
でもそれからちょっと忙しくて、綿密に考える時間が割けなくて。
結局行き当たりばったりに書くことになってしまったわけなんだけど
それがまず悪かったのかなーって反省点1つ。
私のせいだとするならね。
あ、あと締め切りの次の日の、朝4時くらいに原稿あげたから
締め切り間に合ってないんだわ。
それも反省点ね。
なんとか夜なべして書き上げて
提出して、修正依頼待ちになったんだけど
その間に「キャスティングこの方が確保できました!あともう一人探してます」って連絡きて
いや、増えた出演者に合わせて書いたんですけど今からキャスティングしてるのは誰ですか????ってなって
まあ内容的に合わなかったんだろうなって思ったから別に良いんだけど。
で、修正依頼が来るじゃないですか。
完成稿締め切りの三日前に。
三日前……?
まあ先方も忙しい方達なので仕方ないです。頑張りましょう、私も。
と思ってPDFファイル開いてみたら、すごくざっくりした、というか
なんか話の構成の話が書いてあって。
その下にこの話が表現したいことは〜って色々書いてあったんだけど
どうしてもその内容が、私が書いたものの解釈とかけ離れすぎてて
私が表現したいこととか、テーマとしてることがまるで違うから本当に読んだのか?とすら思ってしまったんだけど
読んでないわけがないから、読んだ上でこの感じなのか……?何がどう転んでこうなるんだ……?このテンションで三日後……?ってなって
構成とか話の内容ごと変えろってことだとしたら三日後はないだろう
って思ってしまった私は、とりあえず内容はこのまま極力それに沿う様に直そうと努力しようとして
それが週末だったからちょっと立て込んでて
色々考えてキャラクターの行動を変えてみたりしたんだけど、やっぱりどうしても解釈違いで100%沿うのは無理だ!ってなったから
50%くらい沿って、あとはちょっとわかりませんって言って提出したんだけども
↑上の2段落で話してる内容は、完全に聞かなかった自分の落ち度だから
この点に関しては私が全面的に悪いと思ってる。全面……うん、うん。
この時点で自分の力不足をひしひし感じていたわけですが
先方が力不足ということはないです的なことを言ってたから「あ〜ね!」って単純脳みその私は思ってしまったので、ちょっと安心したんですが
その一週間後に先方から準備稿として共有されたものが、題名から話の内容から何から全て違うもので。
ああ、私のあの考えた時間は全て無に帰したんだなって思って。
先方が脚本を書く方だったから、多分最初からこういうことを撮りたいとか、こういうことを表現したいとか、なんか、そういうのがあったんだなって納得しちゃって。
だからああいう修正依頼を出してきたし、納得できなかったから私のはいらないってなったんだろうな。
別に私もテキトーに書いてたわけじゃないんだけどな。
ノートに構成書いたのとか、頑張って調べたりしたやつ、どこ行っちゃったんだろうな。
そしたら起用するの面白くない脚本しか書けない私じゃなくても、その方で良いじゃんね
って思った次第で。
まあ、こんなことプロになったらゴマンと有るんでしょうから
いちいちウジウジ病んでる場合じゃないんだろうけど。
というか、こういうのに慣れていかないといけないんだろうけど。
でも嫌なもんは嫌だからな。
そのために成長しないといけないな。
そんなこんなでちょっとだけ筆を折りかけてるんだけど
でもここで筆を折ったら様々な人を裏切ることになるし、自分の表現方法を狭めることになるから、私は書き続けなきゃいけない。
昔自分で書いたものの中に、大衆を意識してしまって色を失った芸術家たちの話があるんだけど
その芸術家たちはそれぞれの活動を楽しむことで色を取り戻して、幼い頃の友達だったウサギの女の子に再会するのね。
まだ最後まで書き終わってないから、本当に再会できるかは知らないけど。
今、この経験をした私なら
この話をちゃんと意味を持って書き上げられる気がする。
自己嫌悪でめちゃめちゃめんどくさい病み方してる私ですが
未熟なことにちゃんと向き合えたので、ここからは伸び代しかないよ。
だから見守っていてください。あわよくば応援して下さい。
それでは。