見出し画像

パンチライン

というHIPHOP用語(?)がある。

ヒップホップにおける「パンチライン」とは、ラッパーがマイクを通してリスナーの心をわしづかみする言葉のなかで、特に強烈な印象を残すリリックを指します。

AIくんのありがたい解説

例えば「俺は東京生まれHIPHOP育ち~」みたいなアレね。w
別に名言でもなんでもないし、いいこと言ってるわけでもない(むしろちょっとイキっててダサい)んだけど、めちゃんこ印象に残る。

仲の良い人と話してると、そういったパンチラインに出会うことが多々ある。

それらは会話の中での言葉に過ぎないものがほとんどだ。
第一、HIPHOPでもなけりゃ練り込まれたリリックでもない。
単語だったり、つぶやきだったり、好きな言葉だったり、感想だったり、雑談だったりと形はそれぞれだし、なんでもない平易な言葉だし、発言者も多分なにも考えてなくて、私を励まそうとかよく思われようとして言ったわけじゃないだろう。さらに言うと、私に対して言ってない可能性すらある。(ツィ…じゃなくてポストとか)

だけどそういうのが私的「パンチライン」になって、ずっとずっと心に残ってる。
そういうものがいっぱいあって、ふとした時に思い出したりする。
だからどうこうというわけではないし、それで何かが変わるもでもないのだけど、一個一個がほんとにちょっとずつ私の力とか考え方のヒントになってる。ような気がする。

好みの問題だと思うけど、よく(私的)パンチラインを繰り出してくる人たちがいる。
そういう人が私は好き。
さっきも言ったけどカッコいいこと言おうとして言ってるんじゃないのがポインツ。
それは本人の生き方とか考え方、もっと深くいうと信念のようなものが自然に出てきた結果と思うから、つまるところ、自我がはっきりしてる人、個性ある人(悪く言えば変な人)が好きなのだろうな。私も大概、変だし。

最近、あんまり人に会いたくないとか思うときがまあまああって(元からだけど)、他人のあれこれが受け入れられないなあこの人とは合わないなあと思うことも、あったりした。
でもそればっか言ってたら孤独な頑固モラハラ爺になっちゃう、コミュ障じゃん、治したのに治ってないやん。こうしてどんどん1人になって気難しくなっていって、最期は床のシミか浴槽スープか~❓とか考えてた。時もあった。

だけど、だからといって、残り少ない人生リスペクト出来ない人とにこにこガマンしてお付き合いする必要無いかなとはやっぱり思うし、結局のところ私ってめっちゃ人を選ぶし気難しいから、交友関係狭くてもいいと思ってるし、基本ひとりが好きなのは変えられない。

残り少ない人生を思う時、どういう人達といたいかと考えたら「パンチラインを放つ人々」かなっと思った。
つまりパンチラインを繰り出せるくらいの個性があって、共感できたり、できなくても、私にとって新しい視点や発見をもたらしてくれる人たち。
交友関係狭くてもいいけど、そういう、リスペクト要素がある人たちを大切にしていこうと思いました。
そして私も同じように与えられるような関係でいられたら、いいなと思う。
だって全員になにかをあげられるわけじゃないから。時間もお金も命も、有限なのだから。

気が合わない人に対してとる、自分がとれる行動に「距離をおく」が第一選択として出てきてしまうの本当によくないとは思うけど、わからない人間とか考えの浅い人間に対して使うリソースはないんだよ。こっちはよ。って感じです。性格悪っ。

本当は今日はみんなのパンチラインを挙げようと思ってたんだけど、多すぎるし、まじで特定の人にめちゃくちゃ偏ってて、好きすぎやろになったので割愛します。

私もどっかで、誰かにささるパンチラインを放ってたらいいなあ。
でもそういうのって本人は全然なんとも思ってなかったりするんだよなあ。まなを。

いいなと思ったら応援しよう!