世界的に大きなトレンドは「一冊の本」から生まれる話【最高の本】
※この記事は「マナブの引きこもりラジオ」の台本となります。本編が気になる方は、下記のラジオをご視聴くださいませ。
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■テーマ
世界的に大きなトレンドは「一冊の本」から生まれる話【最高の本】
→ペンは剣よりも強しと言われるが、僕が痛感した一冊
→ルトガー・ブレグマンの著書について紹介する
■名称:隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働
2017年7月に注文して、めちゃくちゃ熟読した本
最近は「Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章」が出たので紹介
・フリーマネーが世界を救う
・稼ぎたいなら、無駄な仕事をすべき話
・経済指標としてのGDPには、問題がある
□フリーマネーが世界を救う
途上国支援とかに対して、僕は懐疑的だった
→海外青年協力隊とか、スタディーツアー、街頭募金とか
→学生時代は周りにそういった活動をする人が多く、謎だった
✓まずは書籍の結論から紹介
世界各地で行われた研究により、フリーマネー(自由になるお金)は機能する証拠があり。
フリーマネーの支給が犯罪、小児死亡率、栄養失調、10代の妊娠、無断欠席の減少につながり、
学校の成績の向上、経済成長、男女平等の改善をもたらすことがわかっている。
✓どういった研究があるのか?
・路上生活者に「フリーマネー(自由に使えるお金)」を給付した
・毎月3000ポンド(45万円)を渡されて、見返りは一切不要
✓事例:元ヘロイン中毒者
・フリーマネーの給付から、ガーデニングに通い始めた
・かつ自分に自分に何が必要かをよく知っていた(電話、辞書、補聴器)
・彼らの大半はきわめて倹約家だった(平均で800ポンド、12万円の消費)
✓実験の結果とは
・13人の路上生活者のうち7人が、屋根のある生活をするようになった
・13人全員が、支払い能力や個人的成長へとつながる重要な足がかりを得ていた
・数十年にわたって移動させられ、罰せられ、訴えられていた浮浪者たちが、救い出された
・その費用は? ソーシャル・ワーカーの賃金を含め、年間五万ポンド。760万円
・エコノミスト誌:ホームレス対策費の最も効率的な使用法は、彼らにお金を与えることだと結論づけた
□稼ぎたいなら、無駄な仕事をすべき話
先ほどにツイートした
現代で「最も稼ぐ人」は「富を移動させる人」ですね😌
投資家やトレーダーだったり、あとは広告マーケターなども該当。富が流れる中間に立ち、そして稼ぐ。社会の豊かさを支えるのは「飲食店、看護師、教師」だったりするのに、安月給が多い。こういった事実は、大きな問題だと思うけど、解決は難しい
https://twitter.com/manabubannai/status/1424925763380269056
✓ニューヨークの「ゴミ収集車」の話を知っていますか?
年収1000万円超を稼ぐゴミ収集人の実態に迫る
https://gigazine.net/news/20160226-garbage-workers/
→たしか以前にストライキがあった
→街にゴミが溢れかえり、賃金アップになった
→投資家やトレーダー、コンサルがストライキをしたらどうなるか?
→教師、看護師、保育士がストライキをしたらどうなるか?
□経済指標としてのGDPには、問題がある
・繁栄の度合いを測る尺度として、GDP(国内総生産)が有名
・しかし、ロシア系アメリカ人の経済学者であるサイモン・クズネッツは、
この指標を発明した時、これを進歩を測る尺度として使わないように、と注意した
・東日本大震災 → 再建費用でGDPの増加
・スカイプの発明 → 電話代が下がりGDP減少
→100年前だと、GDPは存在すらなかった
→果たしてこの指標を重視するのは、本当に正しいのか
>>奴隷制度の廃止、女性の解放、福祉国家の台頭はすべて、
正気の沙汰と思えない「無分別」から始まった革新的なアイデアだったが、
最終的には基本的な常識になった。
→現代の当たり前は、未来としては「ありえない話」でもある
→週5日働くとかも、未来人からしたら「え? それ人間の生活なの」となりそう
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