謎の番組【土曜イレブン】を調査する②土曜イレブン（名古屋テレビ）編

土曜イレブンについて語る前に、まずは本家？11PMについて。

11PMは1965年（昭和40年）11月から1990年3月（平成2年）まで月曜から金曜まで日本テレビ系列で午後11時に放送されたナイトワイドショー番組である。

土曜日は当初無く、1967年頃に読売テレビで一時放送されたのですがこちらについては放送資料に乏しいため割愛させていただき1972年6月から始まった名古屋テレビ発の土曜イレブンからの歴史を。

始まりは平日時代に1967年7月読売テレビからの依頼で、当時日本テレビ系列局であった名古屋テレビが制作しその後1970年7月からは日本テレビからも制作依頼があり1972年5月まで毎月1本名古屋イレブンとして東京・大阪発とは異なる企画を放送されたと。

その後1972年（昭和47年）6月3日から毎週土曜夜11時45分開始で名古屋発の土曜11PM（通称：土曜イレブン）がスタート。

司会は黒澤久雄さんとビーバー、黒澤さんの父は映画監督で世界的に有名な黒澤明氏である。名古屋発の土曜イレブンは平日のイレブンとは異なった路線を企画しフォークソング、ロックなど当時のニューミュージックを大きく取り上げた。

当時出演したアーティストはガロ、かぐや姫、チューリップ、キャロルなどその後のニューミュージックブームを作り出した。

番組自体は好評であったが、1973年に入り名古屋イレブンが終わる大きな出来事がありましたところで今回はここまで。次回は名古屋イレブンが終わった経緯や背景などについて。

今回の参考文献は名古屋テレビ20年史を基にまとめました。