見出し画像

元お笑い芸人・中北さんによる『最強の自己プロデューステクニック』参加レポート

皆さんは自己紹介って得意ですか。
私は何をどう話したらいいのかわからなくて、毎回プチパニックになる程度に苦手です。

2019年11月18日に新宿で開催された『最強の自己プロデューステクニック』は、「自分の第一印象は自分で作る」をテーマにしたセミナーでした。
講師は元お笑い芸人の中北朋宏さん。
セミナーの前と後で、私の自己紹介は進化するのか?

30秒間でできるだけ多くの人とハイタッチ

中北さんのセミナーは、30秒間で会場のできるだけ多くの人とハイタッチをするというところから始まります。
いわゆる「場をあたためる」というやつですが、この30秒の前と後だとあきらかに会場の温度がちがうのです。

「30秒間でできるだけ多く」と言われて戸惑う人も、いざ「よーい、どん!」と言われると、一気に盛り上がって興奮状態に。
強制されているわけでもないのに、みんな立ってワーッと大騒ぎになるのがおもしろい。

ハイタッチをして盛り上がって、知らない人とも話しやすい雰囲気になったところで、隣の席の人とあらためましての自己紹介。
そのあと、中北さんからの問いかけが。

「どんな目的で自己紹介をしましたか」

たかが自己紹介、されど自己紹介。
当たり前だけれど、何のために自己紹介をするのかを考えます。

相手にどんな印象を残したいのか

中北さんによれば、以下の3ステップに沿って考えることで自己紹介の目的が見えてくるといいます。

STEP1:未来の自分はどうありたいか
STEP2:初対面の人からどのように思われたいか
STEP3:各シーンを洗い出し、それぞれどのように思われたいか

ポイントは未来の自分をあるべき姿から逆算するということ。
もうひとつは、シーンごとに数パターン準備する必要があるということ。

営業先とイベントの懇親会では、自己紹介の目的ががちがいます。
営業先の相手には仕事の実績を知ってもらって信用につなげたいけれど、イベントの懇親会で仕事の実績ばかりを語っていてはおもしろくない。
それぞれのシーンによって、覚えてもらいたい自分の要素がちがいます。

まずは自分のどの部分を見せたいのかを整理して、シーンによって強調する部分を変えることが必要になります。

笑いの「フリ」✖「オチ」は大喜利で練習する

このセミナーでは、Twitterを使って個別の質問も募集していました。
中北さんが冒頭に「笑いは筋トレと一緒。練習すればうまくなる」と言っていたので、質問をツイートしてみました。

「具体的に何をやったら笑いのトレーニングになるんだろう?」

その答えのひとつは、大喜利だそうです。
大喜利を繰り返すことで、笑いのメカニズムである「フリ」✖「オチ」が少しずつ鍛えられていくとのこと。

赤ちゃんの写真を見て「赤ちゃんだ」という共通認識(=フリ)があり、その共通認識とのズレによって生まれるのが「笑い」です。
つまり、この共通認識を見つけて、それをどうイジるかがポイント。
大喜利をやり続けることで、その力が鍛えられていくそうです。

そしてこの共通認識は、自己紹介をするうえでもだいじなポイント。
共通認識があることで、笑いを生みやすく、笑いがあることで覚えてもらいやすくなるためです。

まとめ

最強の自己紹介をつくるために必要なポイントは3つ。

1.自分からみた自分を整理する
2.周囲から自分がどう見られているか(=共通認識)を知る
3.どうありたいかを明確にする

これまで毎回ぶっつけ本番だった自己紹介ですが、きちんと目的をもって内容を練ってはじめて意味のある自己紹介になるのだとわかりました。

中北さんのセミナーは本当に楽しくて、あっという間の1時間半。
セミナーでも触れた笑いのメカニズムについては、『ウケるは最強のビジネススキルである』に詳しい説明が書かれています。
小説と解説の2段構えで読みやすくてオススメです。


<おまけ>
ツイッターによる質問投稿の結果、中北さんの著書『ウケるは最強のビジネススキルである』のサイン本をいただきました。ありがとうございます。
前日に予習して行った甲斐がありました。(読み終わらなかったけど。笑)
また読み直して、noteにも登場させたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!