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【発音解説14】/ k,g / の発音
Ryoです!
明けましておめでとうございます。
年末から年始にかけ、
コロナとインフルにダブルで罹患してしまい
惨憺たる年明けとなりました。
ようやく今週から体調が戻ってきたので
発音解説も再開していこうと思います!
2025もよろしくお願いいたします!
さて、こちらの記事では
英語を学ぶ時は
必ず「発音」から入ること
ということで発音記号を通して
英語の音を解説しています!
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先日は「最も異音の多い子音」と言うことで
/ t,d / の解説を行いました。
異音とは
その言語を母語にする者にとっては
意識的な区別をしておらず
同じ音と認識されているが
客観的に観察すると異なる発音要領が用いられている音
のことを言います。
詳しくはこちらの記事に書きましたので
もしよければご参照ください。
さて、本日は / k,g /の解説をしていこうと思います。
/ k/ は3つの異音を持っており、
/ g/ は1つ少ない2つの異音を持っています。
全ての破裂音に共通していることですが、
①破裂音であれば必ず同様の異音がある
②「無声破裂音」の異音より「有声破裂音」の異音が1つ少ない
というのは今後も同じですので覚えておいてください。
②は、声帯を振動させる瞬間に一定の呼気が消費されているため、
「特に強い破裂の音」がないためです。
それでは参ります!!
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/ k / の異音
1. aspirated [ kʰ ]
非常に強い破裂を伴う/ k /です。
音節の最初に/ k /がきて、
ストレスを伴う母音が
それを追いかける時に起こます。
ただ、特に「こういう場合は」と覚えなくても
「強い母音」を発音するにはそれだけ強い息(声)を用いるわけであり
発音開始に際して閉鎖を破る勢いが強くなるのは
自然な流れであると理解できると思います。
kick /kɪk/
cool /kuːl/
kite /kaɪt/
kind /kaɪnd/
2. unreleased [k ̚ ]
無破裂の/ k /です。
音そのものが消えるわけではなく、
破裂の3つのステップの最後の「破裂」が起こらないだけです。
ただし、閉じた唇はどこかで閉鎖を解除しなければいけないため、
その時に「弱い破裂」が起こることはあります。
破裂音に入ってからのここまでの解説により、
全ての破裂音に
この無破裂という異音が存在することが分かると思います。
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look /lʊk/
lock /lɑːk/
shock /ʃɑːk/
pick /pɪk/
take /teɪk/
shake /ʃeɪk/
3. unmarked [ k ]
/ k /の基本音です。
文の途中で出てきたり
音節の頭でもストレスのない母音が追いかけるときは
特に何かを意識せずとも
弱い破裂に「自然的に」なります。
school /skuːl/
skip /skɪp/
click /klɪk/
clue /kluː/
looks /lʊks/
takeout /ˈteɪk.aʊt/
/ g / の異音
/ɡ/ は有声音の破裂音であり、
「aspirated(特に強い破裂を伴う異音)」がないため、
異音は2 種類です。
1. unreleased [ɡ ̚ ]
発生条件は/ k / の無破裂音と同じで、
/ɡ/ で音節が終わる場合です。
完全無破裂と破裂を伴う場合を含みます。
leg /leɡ/
hug /hʌɡ/
dog /dɑːɡ/
log /lɑːɡ/
pig /pɪɡ/
mug /mʌɡ/
2. unmarked [ɡ]
/ɡ/ の基本音です。
日本語より破裂を起こす際の息が強めではありますが
基本的な発音方法は「が行」子音と同じです。
get /ˈɡet/
go /ɡoʊ/
glue /ɡluː/
great /ɡreɪt/
tiger /ˈtaɪ.ɡɚ/
anger /ˈæŋ.ɡɚ/
まとめ
さて、本日は/ k, g /の子音について
解説しました。
次回以降も子音の解説をしていこうと思いますので
もしよかったら発音の学習のお供にしてください。
それでは!
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