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【発音解説⑤】/ɑ/の発音

Ryoです!

英語を学ぶ時は
必ず「発音」から入ること

ということで発音記号を通して
英語の音を解説しています!

http://roundsquaretriangle.web.fc2.com/new/02_04.html

こちらは私の尊敬するHitomi Kengo先生が運営する
「英語で悩むあなたのために」というサイトから拝借した画像です。

前回までに左の列の/iː/, /ɪ/, /i/, /e/, /æ/の発音について解説しました。
↓↓↓

ここまでが前舌(め)母音と呼ばれるもので、
今回からは後舌(め)母音を解説していきます!

http://roundsquaretriangle.web.fc2.com/new/02_04.html

前舌母音の場合と同様に、
図の下に行くほど顎の開きが大きく、
上に行くほど小さくなります。

唇に丸みをつけた場合、
その顎の開きの大きさに応じて、
その丸の直径が異なってきます

舌は先端が下がったままで
舌の付け根部分が顎の開きや唇の直径と連動して変化するので
今自分の舌がどの高さにあるか」は
特に意識して調整する必要はないとされています。

今日は、一覧表の中の最も右下にある
/ɑ/ の記号で表される音について解説します!


/ɑ/ の発音

アメリカ英語独特の音であり、
すべての母音の中で最も

「顎の開きが大きく」
「舌の位置全体が低く」
「口腔内容積が広く取られている」

口の構えとなります。

/ɑ/ の発音の練習では、
口先だけを大きく開けて上下の唇の間隔を広げようとするのではなく、
顎全体を下げて
「口腔内容積を大きく取ろう」

という気持ちで取り組んでみるといいかと思います。

このときに日本語の「オ」の音を意識して出そうとすると
舌の位置全体が低く構えられやすくなります。

口腔内容積が大きくとられている状態
(顎がしっかりと落ちて大きく口が空いている状態)
を作れている状態で「オ」の音を意識して出そうとすると
結果として「ア」と「オ」の中間の音のような響きが出ます。

/ɑ/の記号をみると「ア」の音に寄せてしまいたくなりますが
意識の上では「オ」の音を出そうと意識すると
うまく響きが作れるのではないかと思います。

box  /bɑks, bɑːks/
doll  /dɑl, dɑːl /
hot  /hɑt, hɑːt/
not  /nɑt, nɑːt/
doctor  /ˈdɑk.tɚ, ˈdɑː.ktɚ/
clock  /klɑk , klɑːk/

※アメリカ英語では強勢のある母音が
長めに発音される傾向があります

ちなみに、イギリス英語では円唇母音である /ɒ/ が
ほぼ機械的に対応します。

これは、/ɑ/ の発音要領に
「唇の形状を円の形に整える」
ことで響きが作られます。

これにより、/ɑ/の「アとオの中間音」のような響きは
より深みを帯びた「オ」の音色に近づきます。

発音の学習をする際には
アメリカ英語を習得するかイギリス英語を習得するか
どちらかに絞って学習を進めると良いかと思います。

ちなみに、こちらの記事では
基本的にはアメリカ英語の解説がなされていますので
ご承知おきくださいませ!

まとめ

さて、本日は母音の/ɑ/の発音を
解説しました。

次回も同様に
母音の解説をしていこうと思いますので
もしよかったら発音の学習のお供にしてください。

それでは!


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