経験するから、わかること|PBLインターン「Bridge2」7日目。
インターンシッププログラム「Bridge 2」のメイン課題は、イベントの企画実施。2週間後に本番を控えたこの時期、実施へ向けて準備の真っ最中なのですが、今までイベントの運営経験がないインターン生。イベント実施がどんなものなのか体験から学んでもらいます。
学生団体N.G.I.が毎年この時期に開催している「それいけ!たまレンジャー!!」という子ども向けイベントにスタッフとして参加しました。
自分達でイベントを数多く手がけている学生団体なので、プログラム進行もとても上手です。まずはアイスブレイクから。子どもたちとの距離を縮めるしかけで、一気に仲良くなります。
今日やることの確認。子どもたちにわかりやすく説明する工夫がたくさん。こんなところも自分達のイベントに取り入れるといいですね。
今日作るのは『ウォータースイッチ』と名付けられた装置。某テレビ番組のピタゴラ装置のような仕組みで水の自然循環を見られる物を作ります。インターン生はグループに分かれて子どもたちとこの装置作りをしていきます。
「ここはこうした方がいいんじゃない?」そんなアドバイスをしながら、一緒に作ります。教え過ぎず、でもちゃんと完成できるように作っていくのって簡単じゃない。子どもたちが主体となれる関わり方ができていたでしょうか?
「実は子どもと接するのが苦手なんです」と話していたインターン生の一人は、自分の苦手を前面に出さずに、とても積極的に関わっていました。きっと本人のなかでは相当がんばっていたのではないかと思います。
子どもたちができないところはうまくフォローしてあげます。その見極めが難しい。いつも子どもたちと接しているスタッフでも、その見極め方ができないこともあります。インターン生達がどんな風に子どもたちと関わっていたのか、その中から自分なりの関わり方のスタイルや、基準が見えてくればいいなと思います。
それぞれのグループで作った『ウォータースイッチ』を合体させて、大きな装置に仕上げていきます。水を流すといろんな仕掛けが働いて、装置が稼働していきます。うまくいかないところもあったけど、みんなで工夫して、子どもたちと何度も実験して作ったことが大事です。
『ウォータースイッチ』が完成した後、『持てる水』も作りました。ある化学薬品を使うと水が固まるのですが、水を持つことができるなんて、子どもたちは夢中で作っていました。工作という目標以外に遊びの要素も入れているのも楽しいと思えるプログラム作りのポイントかも。
子どもと一緒に全力で遊ぶのが得意なのは、学生ならでは。そこもこのN.G.I.のいいところです。
さて、本番までの2週間。この経験を活かしてどんなプログラムが出来上がるのでしょうか?やってみて分かった気を付けなければいけないポイント、子どもたちとの関わり、タイムマネジメント、バックマネジメント。。。。数々の気づきを自分達のものにしてほしいと思います。
経験しないと学べないことがたくさんあります。それは参加者も運営側も同じ。経験できる場づくりに焦点を当てて、それぞれの立場の視点から見てみることができるようになると、イベントの成功へ一歩近づくと思います。
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2016年8月20日(土)
9時00分〜16時00分
第18回それいけ!たまレンジャー!!参加
場所:立川市立第一小学校
参加者:インターンシップ学生6名
担当:佐藤、竹丸
協力:学生団体N.G.I.
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