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クリエイティブカオス|Bridge Day 3

前回のインターンから約1週間。Bridge3日目。クリエイティブカオス(=創造的混沌)真っ只中のインターンメンバー。Twitter上のメンバーのつぶやきからそのカオスっぷりがひしひしと伝わってきます。なぜならの今日の午後、個人で考えた企画のチェックがあるからです。それをただ口頭で伝えるだけでなく、前回の実習の際に教わったことを元に「企画書に起こす」という慣れない作業が一つ入るため、メンバーへのプレッシャーはかなりのもの。

そのため、この日の午前はそのブラッシュアップ時間。全員PCを持ち込み、打ち込み、打ち込み……。そして明日の午前には今度はメンバー間での第1段企画プレゼン。そのためのスライド資料の作成も課せられています。

とはいえPC作業は家でもできるので、メンバーにアイディアを話して、フィードバックをもらいながら企画をブラッシュアップしていくメンバーの姿も。1人きりで考えていると発想が狭まりがち。そういう時には相談することも大事なアプローチ。一緒に企画のコア部分を考えたメンバーだからこそ、話もしやすいみたい。

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そして午後。出揃った企画書。1枚にスッキリまとめられたものも、複数枚でがっつりまとめたものも、ワードも、パワポも、いろんなタイプの企画書が提出されました。

どの企画書も必要事項がしっかり抑えられていて、かつクリエイティブに富んだ企画になっています。ちゃんと伝えたことが反映されてますね。よしよし。ただ自分たちがやりたいから、という企画ではなく、この企画を通して参加者たちにどういう経験を得てもらいたいのか、という部分が考えられていて、とても良い。

最初にしてはいい企画が上がってきたと思います。

そう、「最初にしては」。

どういうことか。実際にこういう会話がその場では交わされていました。

この経験をなぜ、子どもたちに得てもらいたいと思ったの?
子どもたちがこの経験をすることのメリットはどういう背景から考えたの?
参加させる・させないの判断は親御さんが持っていることが大半だけど、この企画の意図や目的を聞いた際に子どもにやらせたいなと感じるかな?

どの企画も目的はあって良いんだけど、その目的を考える際に「なぜ、それらを目的にしたのか?」の視点が弱かったということ。Whyの深堀りができてなかったのです。

やりたいからやる、は地域での企画では大事なことだけど、このインターンではさらにその先まで見て欲しい。地域(だけに言えることではないけど)に受け入れられる企画は、やはり対象のことをしっかり考えられている。ニーズに応えている。その上で、自分のやりたい思いと重ねるというスタンスが大事。この考えをインターンメンバーたちには持ってもらいたいと考えています。

とは言え、この企画書チェック、かなりハードでした……。見る側も、あれこれと考えながら、どうしたらこの企画をより高めることができるか、とかを考えながらのフィードバックなので、8つ読み切った後はかなりの疲労感。想定外に時間もかかり2時間以上もやっていました。それだけ質の良い企画が上がってきたってことなんだけどね。

1回目の他者からの意見を受けたところで、立て続けに明日はメンバー間でこの企画をプレゼン。個人個人プレゼンした上でメンバー同士率直なフィードバックを掛け合います。

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と、ここで今日の実習は終了なのですが、予想以上に企画書チェックが長引いたため、行う予定だったロジカルシンキングトレーニングができず。そしてこの後も実習スケジュールが立て込んでいるため泣く泣く任意の参加で実施することに。

トレーニングといってもそんなに難しいことをやるのではなく、普段無意識に考えている思考プロセスを少し引いた視点で見て、順序立てて考えながら可視化していきます。まさに「無意識の意識化」。1つの事象に対して、考えられる選択肢に対して、「なぜ?」と問い続ける。こうすることによって一本しっかりとした筋が通り、話の内容に段階的つながりを持たせながら説明することができます。また聴き手と共有している背景(コンテキスト)のズレに気づくことができるようになり、話が飛んでしまうことを防げるようになります。

企画づくりで頭ぐるぐるの中、追い打ちをかけるかのようなこのプログラム。なのにもかかわらず残って参加したメンバーは、なかなか楽しそうにやってくれていたのが印象的。この思考プロセスを企画づくり、プレゼンテーションに是非生かしてもらいたいなと思います。

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2017年2月23日(木)@立川市子ども未来センター

10:00〜12:00:個人作業(企画案作成)

13:30〜15:30:企画書チェック

16:00〜17:30:ロジカルシンキングトレーニング

担当:佐藤 / メンタ:たいせー

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