訪看運営のヒント(3)ーマネジャーの仕事ー
先日、こんなツイートをしました。
管理者さんや経営者さんから、部下とどう関われば良いのか相談を受けた際にこちらの本をお勧めしています→『プロフェッショナルマネジャーの仕事はたった1つ』
今回はこちらの本を参考にこのtweetを詳しく説明していきたいと思います。
マネジャーに必要なもの
この文章を読まれている訪問看護経営者・看護管理者(マネジャー)は組織の目標を達成するという役割を遂行するために日々悩んだり試行錯誤をされていると思います。そういった方々が組織の目標を達成するためには、リーダーシップとマネジメントスキルの両方が必要です。
ここで、リーダーシップとマネジメントを下記のように定義してみます。
リーダーシップについてはまた別の機会でご紹介するとして、今回はマネジャーに必要なマネジメントスキルについて考えてみます。
実際に訪問看護経営者・看護管理者がどういった業務をしているのかの細かな内容は組織によって異なりますが、共通して行なっていることがあります。それは自分自身が看護を実践して結果を出すのではなく、部下に動いてもらって結果を出すことです。そのためには部下に動いてもらうよう働きかけるということが最も重要なスキルになります。
高木は自著の中でマネジャーが部下に動いてもらうということについて下記のように定義しています。
同じ職場で働いている、という事は何を話しても話さなくても何かをしてもしなくても何かしらの情報を相手とやりとりしていると言えます。(例えば挨拶をした時に元気に挨拶が返ってきても、無視されたとしてもどちらにせよそれなりの意味を感じると思います)そこで、優れたマネジャーは意識的に情報を発信する=「配る」ことで、日々の部下たちの仕事の質や進捗を管理したりモチベーションを高めたりしているということです。それでは、詳細は本を読んでいただくとしてざっくりとこの「配るマネジメント」について説明していきたいと思います。
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