“「今までの自分の考え方を捨てる!」”高森勇旗著『降伏論 「できない自分」を受け入れる』
「でも」「だって」
アドバイスをもらった時に、頭の中で「でも」「だって」って浮かぶことがあると思います。
そして、そのアドバイスを全くそのまま実行することをしない。
だから、その結果、今までと変わらない自分がいるのではないでしょうか。
本書では、このように記されていました。
「いまあなたのいる場所は、あなたの意思決定の結果である」
つまり、アドバイスをしてくれた人のようになりたければ、自分の考えを一切捨てて全てを受け入れることをしなければ、変わることができないということだといえます。
本書では、プロ野球選手になった著者が、戦力外通告を受け引退したことなどを例にしながら、「どうすれば結果を出すことができるのか」考えたことがわかりやすく書かれていました。
そして、行動を構造化することについて興味深いことも書かれています。
「なにかをやりたい時は5秒以内にやり始める」
なぜなら、人間の脳には「恒常性(ホメオスタシス)」という、生命活動を維持するために「いまのままであること」を優先する機能があるが、恒常性を発揮するまでには5秒ほどの時間がかかるので、5秒以内に行動を開始すれば、実際に行動を実施する方に意思が決定されるからです。
<参考文献>
◆メル ロビンズ著:5秒ルール―直感的に行動するためのシンプルな法則
「人間は取り掛かるまで20秒以上かかる物事を先延ばしにする傾向にある」
この20秒ルールを逆手に取り、続けたい習慣は20秒以内に行動が開始できるようにしておけば、行動が継続されやすいと書かれていました。
<参考文献>
◆ショーン・エイカー著:幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論
人間の特性を生かして行動する、継続されやすくする
そして何よりも「今までの自分の考え方を捨てる!」のが、変わるためには重要だと気付かされる本でした。
今の自分から変わりたい人には、ぜひ読んでみることをお勧めします。
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私が、地方創生にも取り組んでいるのは、生まれ故郷が「九州における消滅可能性都市1位」ということを知ったからです。
また、少子高齢化と人口減少が進む中、「地方は、未来の日本の縮図であり、地方が変われば日本全体が変わる!」と考えています。国境離島で生まれ育ち、大阪、福岡、東京と多様な環境で経験を積み、医療、ハードウエア、ソフトウエアといった多分野での経験等を活かしたプロボノとして取組んでおります。もしよろしければ、お読みいただくことで活動へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。