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医療機関の「キャッシュレスの道」へ 普及が望まれるその理由

今回は、医療機関の「キャッシュレス化」について簡単に見ていこうと思います。

まず、医療業界は「お金に渋い」です。(全部ではありませんが)
医療業界に携わる営業は、薬や医療材料の価格交渉術が必要です。

でそんな医療業界の期間で「キャッシュレス化」いわゆる脱現金化が進んでいます。

すでにキャッシュレス化を進んでいる医療機関はありますが、浸透しているとはいいがたい状況です。

例えば、電子マネーやクレジットカードを利用すると、加盟店手数料が2%~3%かかるため、その加盟店手数料が重荷になります。

医療代も社会保険との兼ね合いで国、患者へ請求する金額も決まっているため売上代金も天井が決まっています。

健康保険法では、保険診療の患者負担の割引を禁じています。
その中で、クレジットカードの支払いについてポイントが発生するのは実質割引ではないのか?というグレーゾーンが存在するそうです。

出所:歯科開業トピックス、直近10年歯科医院推移

歯科医院は全国で約67000医院あり、コンビニエンスストアより多いのが現状です。その分廃業も進んでいます。

この数に対して、キャッシュレス化が普及すれば、普及率も進むのではないか?ということなんですね。

すでに、日本歯科医師会は厚生労働省に掛け合い、割引のグレーゾーン解消へ動いたり、手数料の割引(一定以上の決済金額を条件にして手数料1.25%にする)など交渉に動いています。

このニュース面白いなと感じました。
キャッシュレス化の普及進めるのに歯科医院にトピックを置くことは全く頭にありませんでした。

(日本経済新聞社2024年10月23日、金融取材メモ参考)

皆さんは、医療機関のキャッシュレス化が普及してほしいと思いますでしょうか?
小さなことでもこのようなトピックに「なぜ?」と感じると経済が読めるようになるかもしれませんね。




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