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スタイルオブ東京の変遷NO7

〜物件隠し〜

不動産仲介で何より困ったことが「物件隠し」
内見依頼をしようと元付の不動産屋に電話をすると
お電話ありがとうございます○○不動産です⤴とアゲアゲの声
スタイルオブ東京ともうします。物件の確認です!
と言うと。
はい⤵契約予定です。と3オクターブは下がった低〜い声で返す。
おいおい!確認もしないのか!というくらいの即“契約予定”
とにかくこっちが業者だとおもうとめっちゃ感じが悪いのだ。
スタイルオブ東京・・っていうと、
えっス??なんですか?フタイル?なに??って感じで社名も聞く気もない。
スタイルオブ東京はそもそもコンサルしたくて、東京の新しいスタイルなのだ!という気持ちでつけた名前。
スタイルオブ東京は不動産屋には向いてない名前であることは間違いない笑
やっと内見にこぎつけても、他に申し込みが入ったとか、あの手この手で仲介のじゃまをする。
その物件隠しがひどいため、週刊誌でも記事になっていたこともあり、東日本レインズでも苦情を受け付けたと聞いたので、早速電話をしてみた。
ウチが電話をしたら契約予定と言われたけど、お客さんが電話したらご案内できると言われました!と。
とにかく契約予定と言われたら、社員の携帯から客のフリをして問い合わせてみる。大体がご案内できます!と返答がくる。こんなに簡単にバレるのに、平気で嘘をつく。
そのくらい物件隠しは酷かった。
ワラワを掴む思いでレインズに電話をしたのに、証拠はありますか?と言われた。書面で証拠をだせと。おいおいそんなもん有るわけないだろ!
この国は一体どうなっているんだ!
と嘆いてもいられない。
どうしても見たい物件はお客さんにアポを取ってもらった。アポ取った後にこっちから電話して、すみませんお客さんからそちらに電話しちゃったようで、一緒に行きます〜!と連絡をする。
お客さんから電話があった時点でもうウチの客だと大手O社の担当者が言った。
いやウチのお客さんです。といっても聞かない。
しょうがないので、黙って一緒に待ち合わせ場所に行く。
そこまでされたらその担当者も諦めて、空室の鍵をあけた。しかし全く案内する気はない。和室の角の方で壁を見つめていた。そこまで嫌わなくてもいいじゃない。笑
マンションの1階、思ったより日当たりがよくないね〜!と奥さんがご主人に話しかける。
上の階ならいいかもね・・。
と言った瞬間。
角にいたその担当者が満面の笑みで近寄りこちらに話しかける。
あの〜よかったら上の階ご案内できますよ〜!って。
実はそのマンション1階の部屋は専任、3階は今度一般媒介をとる予定とのこと。
不動産屋ならわかる話だけど、専任は売主買主双方から仲介を取れるチャンス。業界用語で両手。一般だと、片方も取れない可能性もある。だから3階を買ってもらえれば、片手は確実、1階は両手のチャンスがあるというなんと嬉しい話なのだ!
結局3階が気に入ったのでその部屋を買いましたが、
お客さんもあんなに人って豹変するものなんですね!と言ってたほど。人間には二面性がある。まさにそんな出来事。

今のマンションが手狭になったので近所のマンションに買い換えるという案件では、大手D社の専任物件、担当者は若い女性の営業マンだった。
D社は比較的女性も多い。女性の営業マンなら親切なのかな・・と思っていたら、電話にデンワ笑
内見後購入申し込みを入れようと電話をしてもいつも不在。折り返しもない。やっとつかまったら、あの物件汚いので、売れないからウチが買い取ることになったんです!って。
いやいや、いいのウチのお客さんはリノベするから汚くてもいいの!
買取価格より一般の方が高く売れるでしょ!って言っても。
もう決まっちゃたんで〜!という。
なんだよ!女性だから優しいのかなって思ってたのに!
こうなったら意地でも買ってやる。
お客さんにD社の悪事を話し、お客さんと購入計画を開始だ!
まず購入希望のマンション内にお客さんのママ友が住んでいたので、その友達にマンションのオートロックを解除してもらう。
私とお客さんで購入希望物件の玄関のブザーを鳴らすと
売主の息子さんがでてきた。
お客さんの名前をいい、どうしても買いたい。この金額で!と提示。
息子さんは父に話をしておくといってくれた。
それから数時間後
少しパニクった感じでD社の担当者から私の携帯に電話がかかってきた。
藤木さん!大変です!御社のお客さんが直に売主さんに買いたいと言いにいったそうです!って。
マジですか!!もう売れちゃったっていったんですけどね〜。そうですか〜!ほしそうにしてたからなぁ〜。で、どうするんですか?
白々しい笑
私も一緒にいたのだ。その場に、しかし名刺はださず。
こうなることはわかっていたから。
不動産仲介はいつどこでまた取引するかわからない
だから傷はつけないほうがいいのだ。
そして購入計画は大成功に終わった。
内見するのも一苦労、買い付け入れるのも一苦労。
だから内見のとき、この物件を検討するかどうかをその場で決める。
その場で担当者に今購入希望者いますか?と必ず聞く。
まだ居住中の物件で、売主さんがいれば必ず売主の前で聞く。そうすれば嘘はつけないから。
西荻窪のマンションをお客さんが気に入ったので、その場で大手M社の担当者に聞いた。
他に検討している人はいますか?と。
そこは空室だったけど、その年配のベテラン営業マンはまだ具体的な話はないといった。
西荻窪のマンションから西荻窪の駅まで行く道で、買付申込書を買いてもらった。
この土日で他に申し込みが入るのもいやだったから。
そして、駅前にあったM社の店舗に行き買付書を担当者が戻ったら渡してほしいとお願いして戻った。
その日の夜M社に電話しても担当者は不在、折り返しの電話もこない。次の日の日曜日に何度も電話するも不在。月曜日にやっと折り返しがあったと思ったら、他に契約する人がいると言う。
え!土曜日に内見したときには具体的な話がないと言い、その足で買い付け持って行ったのに、おかしいじゃないですか!と言ったら、
イヤァ実は以前に内見した人から買い付けが入りまして〜!って。
でも私のほうが先に買い付け入れましたよね。っていうと。
イヤァ〜売主様がもう一人のお客様に売りたいというので仕方ないですよね〜って。
買い付けの効力は
申し込み順、ローン審査承認順、契約した順。など売主側の不動産仲介のルールで決まる。
いまだにルールは定まっていない。
売主が決めた・・。本当かどうかの確認のしようもない。
この週末何度も電話してもでなかったのは、以前内見していた自分の顧客に他の人が買い付けを入れたからとあおって契約までもっていったに違いない!
悔しい!どうしてもこの壁は突破できない!
くそ〜あのじじい〜〜!
悔しくて眠れない!目を閉じるとあのじじいの顔が目に浮かぶ!
くそ〜あのじじい!死んじゃえばいいのに!と思わず叫ぶ。
隣で寝ていた旦那さんが
やめて!本当に死んじゃうから!と。
そう私の怨念の方が怖いのだ笑
それにしてもM社め!と腹立たしさが残っていた、ある日の会食で、M社の店舗を統括していたM社のNさんにあった。おもわず、「物件を隠すな!」と文句をいったら、Nさんは「隠すのは当たり前だ」と言った。そこから本気の喧嘩になった。周囲に止められて主催者から後で怒られた笑
いまではそのNさんとは仲良しおじさんたちと旅行にも一緒にいく仲になった。
みんな必死で戦っているのだ。
昨日の敵は今日の友、まさにNさんとは戦友というところですね。
つづく^ ^

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