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スタイルオブ東京の変遷2

〜住宅ローンコンサルはやめる〜

リーマン銀行ってあったの知ってますか?あのリーマンですよ。
住宅ローンコンサルの仕事を始めたらいろいろな金融機関に詳しくなって、リーマン銀行というのがあるのを知りました。
金利は6%くらいで高いけど、現金割合が多くて、あと少し足りないというくらいであれば
まあキャッシングよりは安いし、S銀行でNGなものも通してくれました。
そのリーマン銀行。あるとき電話がつながらなくなった。
その直後にリーマンショックが起こりました、
それをきっかけに、住宅ローン審査も厳しくなって、各金融機関の借入条件もほぼテンプレートになってきて、
S銀行も人間味が無くなっていきました。
そうなると、相談を受けてもその場でその人が借りれるのか、借りれないのか、どこで借りるのかもわかってしまう。
悪質な業者も増えてきて、うちに相談にきた人が他のコンサル会社に相談を頼んだから、待ち合わせ場所が喫茶店、そこにS銀行の営業マンを連れてきて、融資金額の5%が手数料と言われたと。
うちは相談料が1万円、着手金が3万円、成功報酬は借入金額関係なく20万円、借入額がかわっても労力は同じだから。
うちは書類の改竄などは一切しません。だから人間味あふれるS銀行の融資部長と保証人や担保などをいかに増やすかを考え、保証人になってほしいと親や兄弟奥様に説得するお手伝いなんかをするのが私の役割だった気がする、そんな人間味のある金融機関がなくなったら、情報の非対称で手数料をとるくらいしかない。なんだか面白くないなと感じるようになっていきました。
SEO対策でHPのトップページに宣伝がきていたためか、テレビの取材も受けていました。
住宅金融公庫のステップ返済で10年後に2%から4%になったため、ローン破断しているというニュースを取材したいというので、
2%から4%に上がったって、変動金利1%切っていたんだから、借り換えればいいんですよ。
借り換えができない個人情報の人はそもそも破断しているんです。
うちに相談にきた人も借り換えできず、月々2万円上がってしまうからもう払えないそうです。って言っても。
テレビ局は国が悪いとか金融機関が悪いって言って欲しいから、3時間も粘って質問してくるんです。最後までテレビ局は欲しいワードを言わなかったら使われなかった笑
そういうのもすごく嫌になってしまった。
当時オフィスが代官山にあって、そもそも住宅コンサルやろうとおもっていたので、めっちゃかっこいいガラス貼りのオフィスを借りていました。
しかしこのオフィスが北側で日当たりが悪く、冬の寒さったらない。暖房をフルにしても効かない。こんなすべてガラス貼りのオフィスを借りたことをかなり後悔していました。
ある日急いでいるので当日相談にきたいと言う連絡があったので、夜の8時にお越しいただくことに。30代後半くらいの大人しそうな男性が一人やってきました。
条件をきくと、どこも通らないとすぐわかりました。残念ですが、今金融機関かなり厳しいのでお客様の条件ではどこも通りませんと告げると
さきほどまで困っているのでなんとかして欲しいと低姿勢で話をしていたその男の人が
いきなり大きな声で、「そんなことを聞きにきたんじゃないだ!」といって椅子を蹴っ飛ばしたのです。
オフィスには私一人。
怖い。
あ〜ガラス貼りの事務所にしておいてよかった!と思った瞬間でした笑
まぁその人蹴っ飛ばしらハット我にかえり平謝りして帰っていきましたけど。
そんなこんなで、もう住宅ローンコンサルはいいかなぁ〜と。
さてどうやって飯を食うかと考えたのでした^ ^

次回は次の飯のタネをお話します!
つづく。










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