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世界で最も危険な動物「人間」

山崎豊子さんの著書「沈まぬ太陽」ご存知ですか?
渡辺謙さん主役で映画にもなった、日航機墜落事件をテーマにした話です。その中に出てくるのが世界で最も危険な動物「人間」・・。
日航機墜落事件、当時私は17歳!w
あの日は高校の陸上部の合宿で長野県の富士見高原にいました。
夕方、山の上のフィールドで花火をして、山から合宿所まで降りてくる道で、流れ星が次から次へと流れてきて、面白がって数を数えていました。20個くらいは数えてたと思います。合宿所に戻ったときテレビで墜落のニュースを見て。あれ・・あの流れ星・・(≧∀≦)
と思って怖くなった記憶があります。
だから余計に大人になってからこの本が気になったのかもしれませんが、この本もとても考えさせられる内容です。
人は仕事のために何を犠牲にできるのか、何が悪で何が正義なのか。本当に難しい問題です。
この小説のワンシーンにあるのが
ニューヨークのブロングス動物園内の「鏡の間」
マウンテンゴリラとオラウータンの間に鉄格子をはめこんだ檻の中に鏡があって、その鏡の前に立つと自分が映し出される
そしてその檻の上には
「THE MOST DANGEROUS ANIMAL IN THE WORLD」
世界で最も危険な動物
その鏡の前で主人公の周りにいる魑魅魍魎な人間の姿を想像するという内容なのです。


小説の中の話ではありますが、現社会でも似たようなことが起こっているように思います。
みな自分の立場や環境を変えたくないが故に、ダークサイドに行ってしまうのではないかなと。
映画「スターウォース」にでてくるヨーダは
アナキンスカイウォーカーがジェダイになることを反対していました。(知らない人はごめんなさい調べて笑)
それはアナキンに将来に対する恐れがあったからです。

ヨーダはこう言っています。

恐れはダークサイドに通じる
恐れは怒りに
怒りは憎しみに
憎みは苦痛へ
大手企業に就職した人々には約束された将来があった。
しかし今、世の中が大きくかわりつつあります。もうだれも将来は約束できません。
その将来に対する恐れは人間をダークサイドへと導いてしまうかもしれないのではないでしょうか。

一見外からは見えない心の闇を見抜く力は、人間対人間で戦ってきた人にしかついていない力だと思います。
その力は人間力とでもいいますか。
これから大手不動産仲介業界・建設業界も人間力を求めることが難しくなっていくと思います。だからシステムや人間力が要らない仕組みに移行していくしかない。

しかし、本来不動産は楽しく暮らすための物、その楽しさを共感できるエージェントを求めるいい人もたくさんいるはず。
最も長きにわたる幸福研究とされている、心理学者ロバート・ウォールディンガーによると私たちを健康に幸福にするのは、良い人間関係に尽きるという事
逆に言えば、人は人でしか幸せにできないと言う事だと思います。
楽しく働くには良い人間関係の中に入ることです。
そのためには、ダークサイドの人を見抜く力も必要です。

世界で最も危険な動物「人間」ではなく
世界で最も幸せな動物「人間」になりたいものです。
ちなみに、私のサロンの目的は幸せな人間をたくさん作ることです。このサロンに巻き込まれているみなさん、みんなで一緒に楽しい世界作りましょうね!

不動産の「知りたい」がギュッ!
まなべる不動産

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