見出し画像

「好き」が広がる、あたたかいラジオ。

最近よく聴いてるラジオについて書くことが多いですが、
この番組もほぼ毎週欠かさず聴いているな〜という番組のひとつに、
InterFMでやっている「レック クリンぱっ!プレゼンツ 佐藤満春のジャマしないラジオ」、通称「ジャマラジ」があります。

パーソナリティは「サトミツ」の愛称で親しまれている佐藤満春さん。
どきどきキャンプというコンビで芸人をやられていたり、
放送作家として数々の番組の構成に携わられていたり、
トイレや掃除の達人としてもおなじみだったり、
日向坂のヒット祈願で号泣していたりと、様々な顔をお持ちの方です。

そんな「出役」と「裏方」両方の側面をお持ちのサトミツさんの、出役としてのレギュラー番組のひとつが、この「ジャマラジ」。
以前書いた佐久間さんの番組と同じく、
ご自身が担当されている番組や、出演されている芸人さん(オードリーさん、ナイツさんなど)の裏側を覗き見できる部分もありつつ、
「邦楽ロック&トークバラエティ」と題されている通り、
誰もが知るバンドから必ずしも有名ではないアーティストまで、
様々なサトミツさんレコメンドの邦楽ロックがかかる番組でもあります。


聴いていると、サトミツさんのあたたかさというか優しさというか、
そういうものを言葉の端々から感じる放送なのですが、
このインタビュー記事を見て、その「あたたかさ」の源泉が垣間見えて、妙に腑に落ちたというか。

残念ながら解散してしまったバンドのなかにも、いろんな人を助けてきた曲があるから、そこを見過ごさずにいたい。そして彼らのいまにもそこから注目してもらいたいんです。

芸能の世界は特に、有名であることが正義のように思われる世界じゃないですか? ある種のその物差しは確かにあるんだけど、でも必ずしもそうじゃない。知ってるか知らないかが是非の判断軸にはならないほうがいいとずっと思ってます。知らないけどいいものなんて世の中に溢れてるわけで。

メジャーなものを否定するつもりはもちろんないです。多くの人に届くということは、それだけのクオリティーと才能と実力と愛の証明であることは間違いないので。でも、無名なもののなかにもいいものはたくさんあります。

いろいろな話題が取り上げられる「ジャマラジ」ですが、
サトミツさんの語りは、
ご自身が出役として出る仕事のことも、
自身で関わられている番組やタレントさんのことも、
そして番組でかけるアーティストさんのことも、
誰に、何に対しても等しく愛を感じるんですよね。
知名度とか、関係性の深い浅いとか、そういったものに関係なく、いいものを知ってもらいたいという熱意、好意が向けられていて。

芸人さんや番組など、よく知られているものは、より深い話を、
知名度がそこまで高くないものには、まず知ってもらえるようなベーシックな話を。
そんな使い分け方がナチュラルにされている気がして、
マニアックでとっつきづらい話になるでもなく、
でもどこかで聞いたようなありがちな話になるでもなく、
サトミツさんという独特の立ち位置にいる人だからこそのお話になっているんですよね。
だからこそ、ノーストレスでリラックスして聴ける放送になっているんじゃないかなと思います。

邦ロック、お笑い、坂道グループーーー
サトミツさん自身が幅広い切り口をお持ちの方なので、
音楽好きな人、お笑い好きな人、アイドル好きな人、いろいろな方が聞いていて楽しめる番組だと思いますし、
入り口はどれかひとつでも、聴いているうちに、それ以外のところにも「好き」が広がっていく、そんな魅力を持った番組です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?