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風景が、憧れを思い出させる。
ある日、たまたまNHK-BSを見ていたら
「駅ピアノ」「空港ピアノ」という番組がやっていて、思わず見入ってしまいました。
国内外、いろいろな都市に設置されている街角ピアノ。
そのピアノに定点カメラを設置して、ピアノを弾きに来る様々な人達の姿を見つめる番組です。
「ドキュメント72時間」「100カメ」など、NHKの「定点観測」系番組にはハズレがない印象ですが、この番組もおもしろかった…!
その人のピアノや音楽との出会い、ピアノを通じて紡がれた様々なエピソードなど、聞いているとほっこりします。
そして、もうひとつ強く惹きつけられたのが、
ピアノをバックにした、その場所の「風景」で。
私が見たのが「駅ピアノ」ダブリン編と、「空港ピアノ」オスロ編。
舞台になっていたのは、ダブリンのコノリー駅とオスロ空港でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1664463731251-rwTMJZJQ2K.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1664463852847-oUg9UaOWCk.jpg?width=1200)
一目見て「あ〜海外だなあ」とわかる風景、
なぜかはわからないけど、不思議と「美しい」と感じてしまう風景。
特に、駅なんかは、映像の中で行き交っている人にとっては、なんてことない「日常」なのかもしれないけれど、
電光掲示板の文字列、改札のつくり、奥に見える薬局やコーヒースタンド、
そういった特別でもなんでもないもののひとつひとつに、なんだか無性に「懐かしさ」を感じて。
きっと、以前訪れたドイツやオーストラリアの光景や、当地での思い出と重ね合わせて見ているのかもしれません。
「懐かしい」といっても、せいぜい一度や二度訪れただけなんですけどね…。自分にとっては特別な景色だったから、余計に記憶に残っているのでしょう。
まだまだ海外経験が少なかった頃(今でもさほど多くないけど…)に行った場所たちは、その緊張や気持ちの昂りも相まって、見る景色すべてが新鮮で、鮮やかで。
そこで芽生えた感情は、きっと「憧れ」という表現がふさわしくて、多少は海外に行くことに慣れた今でも、その感情はたぶん変わっていない。
少しずついろいろな制限も解けてきて、いつ行けるようになるか分からなかった海外渡航が、徐々に現実味を持って見えてくるようになった最近。
私も10年以上日本を出ていないし、そろそろまた海外に行ってみたいなあ。