百聞は一見に如かず、というけれど。
秋田県の南東部、宮城県との県境にもほど近いエリアに、
小安峡という景勝地があり、そこは温泉地でもあるのですが、
その峡谷沿いに、大噴湯という、その名の通り温泉が勢いよく噴き出しているスポットがあります。
宮城県から県境を越えて秋田県に抜けていく道すがらにあるので、
何度となく車で通ったことはあるのですが、
大噴湯自体は、車を降りて少し歩く必要がある場所にあるため、
一度も行ったことはありませんでした。
「何度となく通るし、いつか行けるから別にいっか…」といつもスルーして、なんだかんだで行かずじまいになっていたのですが、
「よかったから、行ったほうがいいよ!」と勧められたこともあり、
先日通ったついでに、思い立って行ってみたのでした。
行ってみたら、想像以上の景色で、めっちゃ素敵な場所でした…!
地形はよくある峡谷という感じですが、
温泉が絶えず流れ込んでいるので、水の色がすごく不思議な色になってるんですよね。
透明度が皆無なので、かえって地上の景色が水面によく反射されて、
まるで鏡のようです。
大噴湯って、間欠泉みたいなやつ?って勝手にイメージしてたのですが、
横に噴き出してるんですね。
百聞は一見に如かず、とはよく言いますが、
今回実際に足を運んで、まさにその通りだなあ、と痛感させられました。
説明を聞いて勝手に行った気になっていたけれど、
やっぱり自分の目で見ると、言葉だけでは想像しない景色がそこには広がっていたし、
きっと写真を見るのとも全然違うんだろうな〜と。
足を運んで、五感で感じてみないと見えない景色って、やっぱりある。
行きたいと思って行けてない場所、
近いところにもまだまだたくさんあるし、
「行った気」にならずに、ちゃんとひとつずつ、着実に足を運んでいかないとなあ。