「寄り添い合う」メディア。
今日(2月13日)は「世界ラジオデー」だそうです。
小さい頃からテレビっ子だった私も、
ここ最近はすっかりラジオに夢中で。
数えてみたら、多い日には1日で10時間以上、
週平均でも、だいたい50時間以上はコンスタントに聴いています。
50時間というと多いようにも見えますが、
特に日中の時間は仕事をしながらですし、
他の時間もだいたいは何かをしながら聴いているので、
あまりラジオに時間を使っている、という感覚はなかったりします。
そしてこれは私に限らず、「何かをしながら」聴く、という人が多いのは、
映像がない音声だけのメディアである、ラジオならではの特徴なのだろうな、と思います。
仕事をしながら、家事をしながら、身支度をしながらーーー
「ラジオを時計代わりに聴いている」という人なんかも、特に朝の時間帯には多いですよね。
そういえば、今週(2月9日)の乃木坂ANN、新内さんラスト出演回のエンディングでも、60代タクシードライバーの方が「お恥ずかしながら、初めてのメールです」と、番組にメールを寄せていました。
特に地方ともなれば、民放もAM,FM1局ずつしかない県がほとんどですし、大半のAM局はこの時間帯にANNを放送していることを考えると、
私たちが想像する以上に多くの人が、アイドルだからとかいうのと関係なく、この番組に耳を傾けていたのだろうな、ということに、このメールで改めて気づかされました。
フリートークやリスナーからの投稿が中心となる、ラジオ番組。
その分、ラジオの向こう側にいる他のリスナーさんの存在も、日々の番組を聴きながら感じることができるし、
いろんな人が、いろんな理由で、いろんな場所から、同じ番組、同じ声に耳を傾けている。
そんな「顔の見えないつながり」が、たとえ目には見えなくても、そこかしこに広がっているのだな、ということを、このタクシードライバーさんのメールから感じられます。
そんなリスナーに、パーソナリティの方が声で思いやりを寄せてくれたり、
時にはリスナー同士が結託して、パーソナリティの方をイジってみたり、
そうやってこの「声の輪」に連なる人たちが、相互に寄り添い合っている。
そんな光景がそこかしこで垣間見られるラジオが好きだし、
これからも聴き続けていきたいなあ、と思います。