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声援は、力だ。

ついに、この時がやってきた。

スタジアムに響く、サンバの「声援」。
エスパルスにとっては、2020シーズンの開幕戦以来、896日ぶりの声出し応援ができる試合でした。

スタジアム入りして、慣れ親しんだチャントが聞こえてきたとき、
実際にその輪に入って、大声でチャントを歌えたとき、
冗談抜きでちょっと泣きそうになったのは、きっと私だけではないはず…。


ほんの少し前までは当たり前だった日常。
2020シーズン、4ヶ月以上の中断を経て、ようやく「Jリーグ」が私達の日常に戻ってきたときも嬉しかったけど、
手拍子だけの応援には、やっぱりどこか物足りなさもあって。
ボルテージの高まり、一体感みたいなものは、やっぱり手拍子だけでは表現しきれないんですよね。
本当の意味でチームと「一体」になって、声を届ける、後押しをするには、やっぱり「声」が必要だった。
改めて、そう思わされる試合でした。

試合展開的にも、助っ人2トップの揃い踏みゴール、
そしてクリーンシートでの勝利。
久しぶりの声出し試合で「勝ちロコ」をできたのも嬉しかったし、
試合後の挨拶でゴール裏に来てくれた選手たちも、心なしか、これまでの勝ち試合の後よりも嬉しそうな、感情をより強く表現してくれていたような気がしました。
やっぱり、スタジアムの光景はこうでなくちゃなあ、と。

まだまだ声出し応援は「試験実施」の段階だし、
席種限定、席空け、マスク着用など、制限も多い中での実施で、
スタジアムに完全な形で、かつての日常が戻ってくるには、まだまだ時間がかかる。
でも、その一歩が着実に進んでいるんだ、と思うと、未来に向けて前向きな希望が持てるし、
どうか、この歩みが停滞することなく、さらに前進していってほしい。
そう強く願います。

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