「ばかまじめ」に、幸あれ。
先日、ニッポン放送で行われた生配信舞台「あの夜を覚えてる」のことを書いたのですが(リピート配信、4/3までです!)、
主題歌の「ばかまじめ」という曲が、これまた素敵で。
火曜日のANN0を担当していたCreepy Nuts(月曜1部に昇格!)と、
同じ火曜日のANNXを担当していたYOASOBIのお二方(残念ながらこの春で番組終了…)のコラボ、というのもANNリスナーにとってはゲキアツです。
そして、舞台を見てからこの曲を聞くと、
その歌詞が、舞台の世界のキャラクターたちもそうだし、
その裏にいる、実際に今ラジオをつくってる作り手の気持ちもリアルに映しているのだろうな、と感じてしまう部分も多々あって。
「あの夜」の舞台で描かれていたのは、
ラジオが好きで、「ピュア」な熱意を持った作り手の方々が、
目の前にある「どうしようもならないこと」と闘い、向き合いながら、
それでも、自分たちの思い描く「ラジオって、こうじゃなくちゃ!」をカタチにしようとする、ある意味「ばかまじめ」な姿でした。
確かに、情熱や熱意だけでは物事は進まなくて、
いろんなことと「うまくやっていく」ことも必要になるし、
物事はお金抜きには語れない、いやむしろお金を中心に物事が回ってる部分も大いにあるのだけれど、
じゃあ、それに適応して「世渡りうまく」生きていけばよいのかというと、やっぱりそうでもないよなあ、と思います。
自分の中の、芯というか、軸というか、
やっぱりこうあってほしいよね、というものとか、
譲れないもの、
良い意味での「プライド」を持って、守り抜きたいと感じる何か、
そういったものたちを、不器用に、がむしゃらに、育んでいける、
そんな人生を、自分も送っていたいなあ、と。
最初は、「世の中」という分厚い壁にはね返されることも多いだろうけど、
諦めずにその熱量を伝え続けていけば、どこかにその熱が徐々に浸透していって、だんだんと呼応してくれる人の輪が増えていく。
そのためには、真摯に、誠実に、という意味で「まじめ」に物事に向き合うのはもちろん必要なことだし、
それに加えて、暑苦しく、熱量持って、という意味での「ばかまじめ」さも、どこかではきっと必要になってくるはずで。
とかく回り道もするだろうし、
すぐに報われるようなものではないけれど、
それでもやっぱり、自分を信じて「ばかまじめ」に取り組んでいこう。
年度初めのこのタイミングで、改めて心に留めておきたい言葉です。
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