「消費」はやっぱり「応援」だから。
豪雨で、ヤマザキパンさんの「神対応」がまた話題になっていましたが、
今日は、その話題に関連して思い出したことを。
山崎製パンの子会社、ヤマザキビスケット(YBC)、
以前は「ヤマザキナビスコ」という名で、「オレオ」や「リッツ」を販売していました。
Jリーグファンには馴染み深かった「ヤマザキナビスコ」。
J開幕時から続くカップ戦「ヤマザキナビスコカップ」は、社名変更後も、新たな主力製品の名をとった「YBCルヴァンカップ」として続いています。
スーパーのビスケットコーナーや、テレビCMで「ルヴァン」という名前を目にしたことがある人も多いかもしれません。
ヤマザキビスケット(YBC)への社名変更以来、これまでのリッツ(モンデリーズの直販、海外生産)と、YBCが新たに販売したルヴァンが、スーパーとかで横に並べられている光景も多く見かけます。
私が普段買い物するときは、かなり値段をシビアに見て買うので、
同じものを買うにもより安いドラッグストアで、とか、
似たような製品ならより安いPBを、という買い方をすることが多くて。
そして、類似製品であるリッツとルヴァンを比べると、
結構な割合でリッツの方が多少安く売っていることも多いんですよね。
でも、買うのはやっぱり毎回ルヴァンで。
グルメでもないので、どっちがおいしいから好き、とかもないんです。
(そもそもモンデリーズになってからたぶんリッツを食べてないw)
他の製品では、そもそもそんな発想で買い物したことなんてほとんど記憶にありません。
なぜかこの商品にだけ、ここまでこだわりを持ってしまうのは、
純粋に、やっぱりルヴァンを(ヤマザキビスケットを)応援したい、
カップ戦のタイトルにもなっているルヴァンという商品が、ちゃんと長く続いてほしい。
そういう気持ちが働いているんだろうなあと思います。
以前も、別のテーマで書いていたのですが、
自分が大切にしたいもの、守りたいもの(対象)にも、
当然「それで食っていけるか」「商売・生業として成立していけるか」というラインはあって、
そこに達しなければ、どんなにそれを愛している人がたくさんいても、
その歴史は続いていかない。
そうすると、その「愛」をしっかりお金に込めて、
明日へと、未来へと手渡していくことはとっても大事だし、
言葉で伝えるのと同じくらい、お金で伝えられるものってあるはずなんですよね。
「消費」すること、商品を選ぶことも、「応援」だから。
私も、まだまだその発想でお金を使えているのはほんの一部だけれど、
これからも心に留めておきたいことのひとつです。