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株式会社で働いてるのに株知らないの?

株式会社で働いている人とても多いですよね?でも株式について深く考えて,理解して働いている人がどれだけいるか.

リストラ時代

2018年に比べ2019年は3倍のリストラ時代と言われていた.さらに今のコロナによる影響でさらにリストラが増えていく,もしくは正社員の割合がかなり減少すると言われている.
このような時代にコツコツ働いていて,果たして生活を守っていけるだろうか?
そこで知識としてまずは多くの方が働く株式会社・株について考えていきましょう.

株式会社の歴史

株式会社はオランダの東インド会社と言うコショウの輸出入をする会社から始まった.輸出入をする際に海賊や嵐のリスクがあることは皆さんわかりますよね?そこで東インド会社は考えました.
これらのリスクを一人で背負うのはかなりリスキーである→この船が沈んだ時に様々なリスクを分かち合う仲間が欲しい.
その代わりにコショウがちゃんと届いた時,事業が成功した際には儲けを分かち合う.


これらのリスクを一人で背負うのはかなりリスキーである→この船が沈んだ時に様々なリスクを分かち合う仲間が欲しい.
その代わりにコショウがちゃんと届いた時,事業が成功した際には儲けを分かち合う.

このように簡単に言うと株式会社とは儲けも分かち合うが,リスクも分かち合う人を募集したものとなる.色々な事業をする際に出資してくれた人に出資額に応じて配当を配ると言うシステムになる.また,出資の証明として発行されたのが株券です.

株価とは?

中小企業の場合は,その企業が一株10万円!といえば10万円となる.このように未上場企業の場合は株価を自由に設定することができる.これを聞いて疑問に思う人も多いと思います.上場詐欺とかに合わないか?などを思う人もいると思います.
未上場企業の場合は経営がガラス張りになっていないため内部がわからない.そんな会社に自分の大切なお金を託せますか?株価が言い値になっているため,今後,上場して株価が上がる予定だから今のうちに買ってくださいなどと言われて騙される人も少なからずいます.経営に透明性がないため実は上場する予定などなかったと言う事態に陥るかもしれません.

そこで,こうした詐欺を防ぐために未上場企業を調査するのが監査法人や弁護士になります.企業価値の査定や法律に関わる資産について調査することをDue Diligenceと言います.もちろん,これは費用がかかり手間がかかります.投資家は投資したいけどDue Diligenceの費用がかかる・手間がかかる,企業は多くの人に投資して欲しいけど,何度もDue Diligenceされるのは色々用意しなくちゃいけないから面倒臭い!と言うことが起きるのです.
このような双方のニーズを満たすためにあるのが皆さんがよく聞く東証一部,東証マザーズ,ジャスダックなどの取引市場です.
簡単に言うと信頼できる一定の基準をクリアした企業だけを登録する会員制クラブですね.こうして上場し,経営状態を株主に公開することで企業側は手間が省け,投資家は公開された情報を得ることができると言うわけです.つまり,多くの会社の情報を集め,取引するマーケットができると言うことになります.

上場のメリット・デメリット

上場企業と聞いて皆さんどんなイメージを持ちますか?
すごい!とか知名度あって魅力的!(合コンとかで笑)って思う人が多いと思います.しかし,実際には上場企業だからすごい!と言うわけではないです.知名度あって上場してない企業としてはサントリーや竹中工務店などがあります.このように上場しようと思えば上場できる企業で上場を選択しない企業もあります.ここにはどのような違いがあるのでしょうか?

メリット
・社会の信用が格段に高まる
・資金調達が容易になる

デメリット
・上場継続のための費用がかかる
・株主総会の手間(IR公開など)
・買収リスク
・長期的な成長に関わるリスクを取りづらい(株主に配当を出さないと行けないから)
・会社の重要事項を決めるのは取締役会

メリット・デメリットを考えると上場しているからすごいとかは私は思いません.何も知らない人が勝手なイメージですごいと思っているだけに過ぎないと私は思います.

就活時に考えること

脱線しますが,就職の話をします.なぜなら,就活している時に株式会社についてや株について知識があれば企業選びも変わってくると思うからです.私も面接の前にIR情報などを見て,色々な質問を考えたりしたものです.このように今回の記事のような知識を知っておくと,
・この企業はどのようにして意思決定していくのか
・どれくらい信用があるのか
など色々なことが見えてくると思います.知名度や給料で選ぶのも一つの選択肢だと思いますが,色々な視点から見ていくと言うことがとても大切だと思います.

最後まで読んでいただきありがとうございます.
以上,株式会社・株式についてでした.

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