ハイデガー 存在と時間
まず、NHK Eテレの100分で名著を見ました。
あまりの難解さと面白さに、釘付けになり、
気づけば、全4回を見通してしまいました。
そして、理解を深めるべく、
NHKテキストを買いました。
テレビでは理解しきれなかった部分を
丹念に読み込むことができました。
やっぱり、映像は様子がつかめ、わかった気分になれるけど、
深い理解と考察には不向きかもしれないと感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1651982028553-OXc8Msswve.jpg)
さらに、今日、
読書会「イワギク」 https://www.facebook.com/iwagiku.org/
に参加しました。
読書会を探したわけではなかったのですが、
偶然目に止まったイベントに即反応してしまった私でした。
語り合うと、また、別の味が味わえました。
いいものです。
<存在と時間について>
・人はなぜ不安になるのか?
⇨恐怖(対象がある)と、
不安(明確な対象や理由がない)の違い。
不安は対象がなく、もやもやしたものだから、
原因が特定できず、働きかけようがない
・人の無責任さはどこから来るのか、
そして、どのように抗うのか?
⇨責任は「みんな」にあって、
「自分だけ」にあるのではない
という心理が働いている。
などの問いに対して、
ハイデガーの鋭く深い人間観察から気づきをもらいました。
<これからどうするか?>
私の仕事の中で、とても大切なことの一つが、人間観察です。
「よく見る」ということです。
私は、この部分があまり得意ではありません。
何をどのように見ればいいかわからないからです。
感覚も鋭い方ではありません。
しかし、得た知識を使い、
人に対して、仮説をたて、その検証のつもりで、人を眺めることならできます。
今回、仕入れた人に対する仮説を用い、
人間観察をより楽しみたいと思います。
「わかってない」私に、わかることが増えるかもしれないとワクワクしています。
来月も「100分で名著」の番組が楽しみです。
ちなみに、5月は「ニコマコス倫理学」です。