落ち込んだ時はこういう人たちと話してメンタルを立て直そう
落ち込んだ時、メンタルがやられている時にどうするか。いろんなアプローチがあると思う。
カウンセラーに相談する、友達と飲みに行く、同じ境遇の人と考えをシェアするなど…。
でも話す相手を間違えると余計に落ち込んだりする。自分がうまくいっていない時に成功している人を見ると、「自分は劣っている」と感じてしまうかも。
私は落ち込んだ時にこんな人に連絡をとるようにしている。
① 頑張っている人と話す
目標に向かって努力している人と会うと、何かに打ち込んでいる様子を想像できて、「私も落ち込んでいる場合じゃねえな!」と気持ちを切り替えることができる。
仕事で成果を上げている人じゃなくていい。ジムに行って筋トレ頑張っている人とか、子育てを頑張っている人とか、転職活動を頑張っている人とか、内容は何でもよくて、「前向き」である姿勢に心をうたれるのだ。
最近英語を頑張っている日本の友達と話した。地道に勉強していて、「なかなかできるようにならん」と不貞腐れることなく、「なんか楽しいんだよね」と言っていた。
素直に素敵だなと思ったし、自分も落ち込んでいるんじゃなくてそんなふうになれたらいい、と思う。前向きに頑張っている自分の姿を想像すると嬉しくなる。
② はちゃめちゃな人と話す
私はよく、大学を卒業した春にベトナムに行ったときのことを思い出す。
現地で貧しい子どもに英語教育をするボランティアをしていて、そこでヨーロッパ人にたくさん出会った。フィンランド人、ドイツ人、ポーランド人、スロベニア人、カナダ人…。
みんなそれぞれおもしろかったけど、特にカナダ人のマークはめちゃくちゃおもしろかった。
中国で英語教師をしていたけど、政治についてよくないスピーチを行って一度監獄に入れられたり、そのせいで出国がしばらくできなくなったり、今度はベトナムだ!とベトナム語の辞書を片手に懸命に現地の人に話しかけたり(我々は英語教師としてここにいるのだが)。
自転車が大好きで、私たちが寮から学校にバスで行っているのに、自分はカナダから(中国から)持参した自転車でバスを追い抜いて通勤するのだった。
そして「いいかい?ベトナムはバイクの国だけど、みんなガソリンを節約するためにアクセルを踏み込まないんだよ!だから自転車の僕が一番速いんだよね!すごいでしょ?」とキラキラ目を輝かせて言うのだった。
週末にボランティアのみんなでメコンデルタまで遊びに行った時には、ホテルを取っているのにひとりで屋根の上で寝袋で寝ていた。外が好きらしい。
こういう人と話すと落ち込んでいる自分が馬鹿らしくなってくる。好きなことをして自分をハッピーに保つ。そういう姿勢をマークから学べた。
マークみたいなはちゃめちゃな人は少ないが、ちょっと変な人生を送っている人には時々連絡をとって近況を聞く。私の気分も更新される。
③ 現実的な人と話す
私はただ親切な人より現実な人のほうが相性がよくて、周りには地に足の着いた友達が多い。
去年、大学で日本語の授業をしていた。3時間ぶっ続けで初級を教えていたのだけど、最初はなかなかうまくいかなくて困っていた。「私は先生に向いていないのでは」とも思っていた。
私の友達は「まなちゃんなら大丈夫だよ!がんばって!」とは言わなくて、
「授業がうまくいってる・いってないは絶対評価じゃないから、気にしてもしょうがないんじゃない」
「生徒の集中力切れるの普通。人間の集中力は1時間持たない」
「授業の時間帯も悪い。学生もたぶん眠い」
「その仕事はやめないほうがいい。良い仕事だし次につながるから」とか、そんなことを言ってくれた。
精神論じゃなくて現実的なことを言ってくれたのがよかったと思う。悲しんでばかりじゃなくて、心を落ち着かせることができた。
生きているといろんな人に出会う。悪気がなく気分を削いでしまう人もいる。いい人だけど一言多いってな人もいる。こういう人とは、元気な時に離す分にはいいけど、そうじゃないときは避けることも大切だ。
自分のメンタルを守るために、落ち込んできたら「話す人を絞る」のがかなり大切だと思う。これ以上落ち込まないためにと、元気になるために。
やっぱり人間が人間から受ける影響ってものすごく大きいから。素敵な人と出会って素敵な毎日にしていこう。