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オーストラリアでビジネスナンバーを取得。フリーの日本語教師への第一歩!
お久しぶりです。8か月ぶりの投稿になってしまいました。
筆者はこんな人
・外大卒、英語専門、日本語教師&アルバイトのフリーター
・2023年にドイツ人夫と移住目的で渡豪
・ブリスベンの大学に通う夫を支えて仕事を掛け持ちする毎日
・2024年7月にドイツに一時帰国
実は去年の末に、オーストラリアでABNの呼ばれるビジネスナンバーを取得しました。これは日本の個人事業主のようなもの。日本語教師としてやっていこうと腹をくくったのです。
オーストラリアの働き方について、詳しくはこちらの記事へ。
いつまで仕事を掛け持ちせにゃならんのだ
私は2018年に日本語教師になって以来、細々と日本語教師をやってきましたが、一度もフルタイムとして働いたことはありません。日本語学校での専任のポストは限られているし、今勤めている大学の講師も、学期中しかも週1回の契約でとてもメインの収入源にはなりません。オンラインの日本語教師も雀の涙です。
多くの副業をしている人、学校とアルバイトを両立している人と同じように、スケジュール管理が大変でした。アルバイトが休みの日には授業があり、授業がない日にはアルバイトがあるのです。
夫は留学中で収入は少なく、夫婦の大黒柱は私。収入を考えるとアルバイトも日本語教師も捨てられない。忙しいけどしょうがない。仕事があるだけありがたいと思わなきゃ…と思いつつも、
せっかくオーストラリアに来たのに、自由な時間がなさすぎる!!というのが本音でした。
ヨーロッパ移住も悪くない、かもしれない
そんな中なんとか休みを得て、去年の7月にドイツ人夫の里帰りについて行ってきました。
実は私は今回ドイツに行くまで、ドイツに良い印象がありませんでした(ごめんなさい!)。ヨーロッパに行ったことがある人はわかるでしょうか…。私は大阪人。好きな国は南米諸国や東南アジア。ヨーロッパの人はなんだか冷たい感じがして馴染めなかったのです。
しかし!今回のドイツ旅行は違ったのです。ドイツ人は優しかった。なんで急に優しくなったのか不思議なのですが、
スウェーデンに住んでいる友人が、「マナが以前ドイツを訪れたのが12月で冬だったから、ドイツ人が冷たいと感じたんじゃないか。ヨーロッパの北側は冬の日照時間は極端に少なく、みんな心が暗い。夏は日照時間が長く(マジで夜10時まで明るい)、心が明るい。今回マナが7月に出会ったドイツ人はみんなハッピーだったんだよ」と言っていました。
(スウェーデンの友達についてはまた後日書きたいと思います。2013年にオーストラリアで出会ったブラジル人留学生が、今はスウェーデンに引っ越しています。面白いのぜひフォローして待っててね。)
国民性が季節性?そんなことあるのかよ?と思いましたが、まぁ、そうなんです。とにかくこの時のドイツは明るい雰囲気だったんです。
以前ドイツを訪れた時私はドイツには馴染めないだろうと感じましたが、今回の旅でドイツのこと、スウェーデンの友達からスウェーデンのことを学び、自分がヨーロッパに住む未来をなんとなく想像できるようになりました。
オーストラリアの移民法ではじかれる可能性
私達夫婦は当初オーストラリアに(夫が)留学、卒業後に(夫が)就職、そして定住する計画でしたが、去年の大きな移民法の改革で、計画通りに行かない可能性が高くなってきました。
まあ移民法もコロコロ変わるから、今後どうなるかわからんのだけど…。
オーストラリアから追い出された時に、私の日本に行くのか、夫のドイツに行くのか、私達の第一希望はオーストラリアだったので考えるのも嫌だったのですが、
この7月の一時帰国以降、「オーストラリアに住めなかったらどうしよう…最悪だ…しくしく」という重い重い気持ちから、「オーストラリアに住めなかったらドイツかスウェーデンで頑張ればいいじゃないか」という明るい気持ちを持てるようになりました。
これはとても大きな心の変化でした。オーストラリアから追い出されないための情報を探して探して探す日々から解放されました。
専門性の高い仕事をしよう
将来ドイツに行くなら、それこそ専門性の高い仕事を磨かなければいけません。ドイツ語がさっぱりできない私には日本語教師しかできないでしょう。今のようなショップ店員としてやっていけるとは到底思えません。そしてオンラインで働くことができれば、今後どこに住んでも安心です。
今まで「日本語の先生はほとんどが非常勤だから、私がフルタイムじゃないのも仕方がない」「コマ数が少ないんだから仕方がない」とできない理由ばかり探してきましたが、
オーストラリアじゃない国でもやっていけるようになりたいから、日本語教師としてしっかり稼げるようになりたい、という気持ちを決めることができました。
そもそも当初の「留学して、就職して、定住する」という計画は、夫の取得する学位と就職先のスポンサーに依存したものでした。私はせっせと投資するだけで、自分の人生をさっぱりコントロールしていなかったのです。
ドイツの旅行では夫の友人のほかにも色々な生き方をしている色々な人に出会い、私には大きな刺激になりました。
亀の歩みだけど、少しずつ
開業してから今までのところ、個人的に契約できた生徒さんは4人。まだ少ないですが、今の生徒さんを長く大切にしようと思っています。
そして私のように日本語の先生として、海外で働きたい人の役に立てるようにもっとnoteも役立てていきたいところ。
まだまだ仕事掛け持ちの日々は続くけど、一歩一歩頑張ります。