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[演劇] 玉造小劇店配給芝居vol.34「お祝い」@中野ザ・ポケット
偏見と闘い生理用品の開発に一生を捧げた男のほっこりできる物語。
2023年11月23日(木・祝)14:00の回を観劇
玉造小劇店配給芝居vol.34「お祝い」
脚本・演出=わかぎゑふ
https://tama-show.jpn.org/cate/next/
「長い長い恋の物語」に続き、玉造小劇店さんの観劇は2作目。前説から溢れ出る人間味の濃いお芝居がとても好み。大学時代の濃い4年を大阪で過ごした身としては、年に何本かはこういったコテコテ関西弁の作品が観たくなる。
今回は、チケット発売開始と共にカルテットオンラインで予約。届いたメールからすぐに銀行振り込みをして、当日は人生初の中野ザ・ポケット。受付で名前を言って、全席指定の紙チケットと引き換える。
チケット代4,500円というのは、ギリギリもっといっぱい観たいと思える価格帯。5,000円を超えると作品が良くてもやや躊躇してしまうところがあると改めて思う。
全てのモノ・コトにはストーリーがある。一つ一つ興味深くも追い切ることは現実的でないが、立ち止まって深掘る贅沢が演劇にはある。日常ではいつも未来を見ていたいが、その日常の根底には過去がある。
終演後には、愛嬌たっぷりのご挨拶と、丁寧な写真撮影タイム。きっと次回作も、発売初日にチケットを予約する。
昭和12年大阪北浜にある布団問屋の分家、岡崎商店。
店主は岡崎陽介(20 才)という若者である。性格 は生一本で真面目、経営者としては店主に成り立てという初々しさがある。 ある日、陽介の妹である晴香が学校で初潮を迎えたとの噂を、女中のお絹が聞きつけて来る。 お絹以外、男ばかりの店員たちは晴香の帰りをどう迎えるかで、てんてこ舞い。お絹の指示に従い、お赤飯 や紅白饅頭の準備に走り回っている。
そこへ陽介の従兄、本家の島村優平が、晴香が交通事故に遭って亡く なったと知らせに飛び込んでくる。
初潮になったことを男の子たちにからかわれ、不注意で道に飛び出したせいだった。それを知った陽介は、 生理への偏見を無くすため、布団屋をたたみ、生理用品の開発・販売、そして性教育の普及活動を手がける 会社を興す。知人という知人、全ての女性に生理のことを尋ねまわり、女装して女子便所に忍び込んで生理 用品を収集する陽介たちは「変人倶楽部」と言われながらも研究・開発を進めていくのだった。
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