小学四年生の私から手紙が届いた
小学四年生の私から手紙が届いた。
10年前、当時の担任の先生の計らいで二十歳になった自分に宛てた手紙を書いた。長い間大切に預かっていてくれて、届けてくださったことがとっても嬉しい。
当時のことをうっすら覚えている。目立ちたがりで人とは違うことがしたかった私は誰よりも長い手紙を書いた。1、2枚で書き終わってしまうクラスメイトが多かった中で、私は7枚の手紙を書いた。
これまでの10年、多くのターニングポイントを経てかなり変わってしまったと思っていたが、手紙を読むとと根本的な部分は全く変わっていなかった。私はずっと私だった。
「わたしは、今を大事に生きているからあなたも大事にしてね。」
今を大事に、今この瞬間を幸せに生きることを何よりも大切にしている私は10年前も同じように生きていた。生き方、生き様が変わっていないことに驚いた。10年経っても大切に生きることができていることが素直に嬉しい。
「気持ちがゆるんでるかもしれないから、気持ちをひきしめて自分に自信をもちまだまだ人生長いんだからがんばってね。」
最近、自分への自信を失っていたかもしれないし、気持ちも緩んでいた気がする。過去の自分から見透かされたような気分になった。
「自分がいやになるかもしれないけどファイト‼️命を大切にしてね。」
「いやなことがあるだろうけど、一生けん命がんばってね。10才のわたしは、せいいっぱい、おうえんしているよ、笑ってのりこえてね。あなたならだいじょうぶ。周りには、あなたをおうえんしている人がたくさんいるよ。そのことは忘れないでね。」
私なら大丈夫。辛くなった時自分にかける大切な言葉は、10才の私も大事にしていた。
自分が一人ぼっちだと感じることも多くあるけれど、応援してくれる人は本当にたくさんいる。今の私でも忘れそうになってしまうことを10年前の私は固く信じていて伝えてくれようとしている。
手紙を読んで泣いてしまったし、自分のことを愛してくれてる自分を知って感動した。
10歳の私に恥じないように20歳の私も頑張ります!