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一人で始めた活動がNHKで全国放送されるまで

私達は今、NPO法人として、
主に「包括的性教育」の普及啓発に力を入れて活動していますが、
そのスタートは、代表である私個人の小さな活動からでした。
 
 
ボランティアとして活動を始めて8年、
絵本を出版して3年5か月、
そしてNPO法人として活動を始めて2年半で、

ついに活動がNHKの全国放送で紹介されましたー!!
めっちゃ嬉しい!やっほーい!!

そこで今日は、
今回放送された経緯やその内容、
そして、これまでの活動の歩みを少し振り返ってみようと思います!


今回の放送までの経緯と内容

きっかけは、
私達の主な活動の一つとして展開している「性教育カフェ」の宮城県での様子を、
NHK仙台放送局で取材していただき、「てれまさ」という番組で紹介していただいたこと。

その時の様子はもう動画では見られませんが、
内容はこちらの記事にまとめられています。


でもこの取材。
当初は宮城県内でのみの放送だとお聞きしていました。

それが、その後、東北全体に放送される「ウィークエンド東北」でも紹介されることになり、それだけでも驚きだったのに、

なんとこの度、全国放送である「午後LIVE ニュース―ン」でも紹介されましたー!!

なんというトントン拍子!!すごい、すごすぎる!!

全国放送の大画面に、まこちが!!

代表である私は兵庫県在住なので、
宮城県での活動は、宮城県大崎市在住のスタッフの山谷真子氏(通称「まこち」)が主となって実施してくれているのですが、

番組内では、まこちが性教育カフェで様々な親御さんの相談に乗ったり、絵本を紹介している様子、
更にはまこちのご自宅での性教育の様子や、夫さんへのインタビューも紹介されています。

法人名も大きく出てる!感動!!

更には、私の著書である「げっけいのはなし いのちのはなし」の内容も詳しく紹介していただきました。

絵本の導入部分だけではなく、絵本の最後に込めた思い入れの深いメッセージまで紹介していただけるなんて。本当に感激でした。

大切にしたいSRHR

見逃し配信は10月11日午後5時まで観られますので是非ご覧ください。


ここまで広く放送されるようになったのは、
取材をしてくださったNHK仙台放送局の大谷アナウンサーが、
私達の思いを深く理解してくださったことで、とても素晴らしい編集をしてくださり、
それが多くの人の共感を生んだのかなということが一つ。

 
そして何より、
私と思いを共にして活動してくれているNPO法人HIKIDASHIのスタッフであり性教育講師のまこちがいてくれるからこそ実現したこと。

まこちには本当にどれだけ感謝してもし尽くせません。

ということで、まこちとの出会いもこの機会に振り返ってみよう。



まこちとの出会い

ここで、まこちと私の出会いを振り返りたいと思います。

出会いは今から約4年前、
私達2人が所属しているHUC(母親アップデートコミュニティ)で私が初めて性教育のお話をさせてもらった時に、
まこちもそのイベントに参加して話を聞いてくれたことが全ての始まりでした。

そこから、まこちも私と共に性教育の沼にハマってくれて(笑)
2022年4月に設立したNPO法人にも、設立時からスタッフとして所属し、支えてくれています。

そして今では自身も性教育講師として、
居住している宮城県を中心に包括的性教育の普及啓発のための様々な講演やイベントを展開してくれています。

まこちのnoteはこちら。


今は性教育の大切さもかなり広まってきていて、それを多くの人に伝えたいという人も増えてきています。

そんな中でありがたいことに、「大石さんの法人で性教育の講師として一緒に活動したい!」というお声をいただくこともあるんだけど、
でも私はそこにはちょっと慎重になる部分もあって。


というのも、
一言で「性教育」といってもその捉え方は人によって様々で、
その微妙なニュアンスの違いから大きな誤解を生んでしまうこともあるので、

性教育を大切なこととして広めていきたい反面、
私が大切に思っているその軸となる部分を共有しながら一緒に活動していくって、決して簡単なことではないなとも思っているのです。


そんな中で、まこちはそれをそっくりそのまま丸ごと理解してくれて、
更にそこに、まこちだからこその優しい思いを乗せて多くの人に伝えてくれています。
だからこそ、きっと多くの人の心を動かして、今回の全国放送に繋がったんだったんだなと。


これって本当に奇跡に近いことだなと思います。

もともと人付き合いはあまり得意じゃなくて、喜怒哀楽も好き嫌いも激しいし、
リーダーなんて器では全然無い私なのに、

こうして私の思いと共に一緒に走ってくれる仲間に出会えるなんて、
もう本当に神様ありがとうございます。
と、今この文章を書きながら一人ジーンとしています。


そして、この出会いのためには、それまでにもまた様々な歩みがあったので、
これを機にそれも振り返ってしまおう。あまり長くならない程度に。


これまでの歩み

2017年 第4子妊娠中に、第1子である長男(当時小2)から「お母さんのお腹に赤ちゃんってどうやってきたん?」と聞かれたことから、性教育の探究を始める。

2018年 第4子育休中(当時は県の保健師という身分)に、ボランティアで主に乳幼児の保護者向けに「家庭でできる性教育講座」を始める。半年間で20回のお話し会を開催。

2019年 一度県の保健師へ復帰。土日等を利用し、細々と活動は継続。

2020年 HUCへ入会。まこちや多くの仲間たちと出会う。
※コロナ禍でオンラインが普及。そうでなければ私はHUCに出会うことはなかったと思う。そして私の活動がここまで広がることはなかったはず。
※もう一つ、コロナ禍で中高生の妊娠相談が増加。保護者向けのみでなく、中高生にも必要な性教育を届けたいと思うようになる。

2021年春 県を退職。
同時期に絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」を出版。
クラウドファンディングによる皆様からのご支援により、多くの施設へこの絵本を寄贈できた。

2022年4月1日 NPO法人HIKIDASHI設立。
HUCの仲間であったまこちとあいーなを含めた数名が設立時からメンバーとして加わり支えてくれている。

現在は、宮城県、兵庫県、島根県を中心に、全国で包括的性教育を広めるための講演や事業を展開している。

法人の活動はこちら。

どれが欠けても、誰が欠けても、きっと今の私はなかったなあ。
こうして振り返って、改めて自分はほんとにラッキーな人間だなと思う。

これまでとこれからと

性教育の大切さに気づいてから7年。
最初はとても小さな活動だったものが、こうしてNHKの全国放送で紹介されて、より多くの人に知ってもらう機会となりました。

これはもちろん私一人ではできなかったこと。
そもそも今回の放送に私は一瞬の写真でしか映っていない(気づいた人いる?)ので、まこちが宮城県で活動してくれなければ成り立たなかったこと。

そして、まこちを含め法人設立時から一緒に活動してくれている事務局スタッフのみんなや会員の皆さま。絵本アンバサダーの皆さま。HIKIDASHIのサポーターの皆さま。プロボノ協力してくださっている皆さま。

いつも私達の活動を応援してくれているHUCをはじめとした多くの仲間たち。

これまで講演に呼んでくださったり受講してくださった皆さまや、
いろいろなところで私達の活動を紹介し繋いでくださった皆さま。

本当にたくさんの人に支えていただきました。
いや、たぶん、この数分ではその半分も思い出せていない。
失礼ながら後から「あ、あの時あの人にもお世話になったわ!!」と思い出すこともあるだろうし、
もっと失礼ながら今となっては思い出せない人にもたくさん応援してもらってここまで来た。ほんまに失礼です。ごめんなさい。そしてありがとうございます。


その恩に報いるために、私はこれからも、全ての子ども達が国際基準に基づいた包括的性教育が受けられる環境が整うように、
残りの人生をかけて取り組んでいきます。

どの学校に通っていても、学校に通っていなくても、
障害があってもなくても、全ての子ども達のために。

そして、子どもだけではなく、包括的性教育を受けられる機会がなかった私達のためにも。

「ああ、性教育って恥ずかしいものでも隠すものでもなくて、生きていく上でめっちゃ大切なものなんやなあ」
「私も自分らしく生きたらいいんやなあ」
「あなたも最高、私も最高!!」

そう思える人が増えるように、これからも活動をしていきたいと思います。

 
ぜひこの歩みの続きを、末永く見守っていただけると嬉しいです。


活動を応援する方法

そんな私達の活動を応援したい方へ。方法はいろいろあります!

①マンスリーサポーターになる。
こちらのサイトから「毎月」の寄付を選んでください。月500円からサポーターになれます。もちろん「今月のみ」も大歓迎!


②絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」を購入する。
Amazon等各種ネットストアでも購入できますが、法人サイトからご購入いただくと、売上の一部が貴重な活動資金となります。


③グッズを買って応援!

HIKIDASHIのグッズ販売を始めました。売上のうち一定金額が貴重な活動資金となります。グッズを使っていただくことで、私達のことを知っていただくいい機会にもなりますのでぜひ!


これからも一緒にワクワクする毎日を応援してもらえると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします!

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