【趣味/アニメ】ワールドダイスターの「センス」を、認知科学で真面目に解説する(ネタバレ注意)
アニメ・ワールドダイスターは、2023年春アニメで、少女たちが演劇の世界でワールドダイスターを目指す物語です。
「センス」の設定が面白かったので、認知科学・脳科学の観点から真面目に勝手に解説してみます。
「センス」とは、「役者が舞台で発揮するその役者特有の個性であり、本人あるいは周囲に作用する特別な力のこと。」要は、ガンダムのNTや、ジョジョのスタンド能力の演劇版のようなものです(暴論)。
※一部ストーリーのネタバレ有り。また、センスのネタバレになりますので、未視聴の方はご注意ください。あと、各センスは公式名称がありますが、それは使用せず、勝手に分かりやすい名前を付けてます。
◯センス全般:催眠・暗示のようなものと考えると分かりやすいと思います。
◯ここな(※注意!ストーリーネタバレあり)・・・センス「ダブル」:能力物ではよくある分身能力だが、ここなの場合は、本人の分身でなく別の人物を他者に認識させる。それ自体は基礎的な催眠で可能と思われるが、客及び劇団員全員への認識かつ、ここなが居ない場合も持続する事が特徴。強力なアンカー・トリガーが必要だが、トリガー(発動のきっかけ)はおそらく劇団の会場や・雰囲気等だろう。ここなの独り言ー>劇団員への認識付けー>劇団員への同調ー>劇団員を通して観客への同調 というプロセスと思われる。教祖の資質あるよ。
◯カトリナ・・・センス「集中力強化」:アスリートがゾーンに入る現象と同じと考えると現実的な能力。同時期放送のゴルフアニメ「BIRDIE WING」のイン・ザ・ゾーンも同様。センスが切れると能力が著しく低下するデメリットがあるが、原因は体が成長しきっていない、もしくは集中力切れの状態になったギャップをコントロールできていない等と予想できる。よって、克服・強化できるだろう。
◯やえ・・・センス「歌」:歌を聞く人を支配下に置く能力だが、人気アーティストのライブ等でもある程度同じ事は起こっているであろう。劇団員へのバフとかにも使えそう。
◯パンダ・・・センス「心を読む」:対象が一人だとコールドリーディングだが、会場全体だと、むしろ同調させていると考える方が正しいかもしれない。歌が必要無い分、本人が自覚できればやえのセンスより使い勝手がいいはず。
◯さっすー・・・センス「幸運」:カトリナの集中力強化を、周囲への注意力強化に使用していると思われる。イン・ザ・ゾーンも使えるようになると思われ。
◯柊・・・センス「他者のセンスの把握」:コールドリーディングであり、パンダの下位互換のように思えるが・・?
◯総括:原理は一緒で、対象が自分か、他者か、また、モーダルチャンネル(≒五感)のどれが得意かで能力が違ってくると思われる。また、ここなのように非常に強力な能力もあり、それはまさに持って生まれた才能(センス)だろう。
7/9(日)にはニコニコで一挙配信があるので、是非見てください。
OP/ED、劇中歌すべてAppleMusic等のサブスクで聞けます。特に劇中歌のデュエット曲で、男性役の女性の声がかっこよいのでお勧めです。聞いてください。
漫画版も面白いです
追記 ワールドダイスター記事その2書きました
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