超国家権力の正体 苫米地英人著 一言感想

バスコ・ダ・ガマやフランシスコ・ザビエルの時代まで遡り、グローバリズムがどのように始まったか、そしてそれが今どうなっているかが理解できます。苫米地博士の書籍が初めて読んで気に入った方は、明治維新シリーズもお勧めです。


惹かれた文 一部抜粋
「インド洋に大砲を持って現れたヨーロッパ人は最初から商売する気などなく、ただただ略奪を繰り返し、人を殺すか、搾取するかしか、してきませんでした。
私(筆者)はここをもう一度よく観察し、現代とよく比較しながら、これから何を成すべきかを改めて考え、実行していきたいと思っているのです。」
抜粋終わり

苫米地博士が、今、この本を出版した事に意味があるとするなら、博士のGOALの「戦争と差別の無い世界」と真逆のことをやっている人たちに危機感を持っており、それを止めるために多くの人の力が必要という事ではないかと考察しました。


追記:ビジネス社のNoteで「はじめに」全文公開されていました


参考:以下、書籍内で紹介されていた本

興亡の世界史 東インド会社とアジアの海 (講談社学術文庫) Kindle版
羽田正 (著)


高瀬弘一郎 著 キリシタン時代の研究


南蛮史料の発見―よみがえる信長時代 (中公新書 51) 新書 – 1964/9/1
松田 毅一 (著)


大航海時代の日本人奴隷 増補新版 (中公選書) Kindle版
ルシオ・デ・ソウザ (著), 岡美穂子 (著)


邦訳 日葡辞書 大型本 – 1995/11/1
土井 忠生 (編集, 翻訳), 森田 武 (編集, 翻訳), 長南 実 (編集, 翻訳)


カトリック教会と奴隷貿易 単行本 – 2005/9/26 西山 俊彦 (著)


インディアスの破壊についての簡潔な報告 (岩波文庫) ラス・カサス (著), 染田 秀藤 (著)


茶の世界史 改版 緑茶の文化と紅茶の社会 (中公新書)角山栄 (著)


お高い本以外は買いました。しばらくは積ん読になりそう。

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