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初心者必見!地の目を通す基本の手順とコツ
はじめに
手芸に挑戦する際、布地を裁断する前に「地の目を通す」という作業を行うことが大切です。特にお洋服などの大きな作品を作る場合、この工程を省略すると仕上がりが歪んだり、洗濯後に形が崩れる原因になります。
この記事では、初心者でもわかりやすいように、地の目を通す基本の手順とコツを解説します。
地の目を通すとは?
手芸屋さんで購入した生地は、布端が斜めになっていることがあります。これは、裁断時に繊維の縦糸と横糸が直角に整っていない状態です。
「地の目を通す」とは、布目の縦横が直角になるように整えることをいいます。これにより、生地をまっすぐ裁断でき、完成品の形がきれいに仕上がります。
地の目を通す手順
1. 布端に切り込みを入れる
まず、布端に数ミリの切り込みを入れます。この切り込みが後の作業で糸を引き抜く際の起点になります。
2. ヨコ糸を引き抜く
切り込みを入れた箇所から、ヨコ糸(横方向の糸)を一本見つけて引き抜きます。
このときのコツは、ゆっくりと慎重に引っ張ることです。強く引っ張ると糸が切れることがありますので注意してください。
3. ヨコ糸を追って裁断する
ヨコ糸を引き抜くと、その跡が布にまっすぐ残ります。この線に沿って布端を裁断しましょう。
もし糸が途中で切れてしまった場合は、切れた部分まで布を切り、再度引き抜き作業を行います。
ヨコ糸が引き抜けない場合の対処法
生地によっては、ヨコ糸がスムーズに引き抜けなかったり、切れてしまうことがあります。その場合は以下の方法を試してください。
布端の糸を手でほどいていく
地道な作業ですが、端から端まで1本のヨコ糸が通るまでほどいていきます。タテ糸を整える
ヨコ糸を引き抜き終わったら、はみ出したタテ糸をハサミできれいにカットします。
地の目を通すとどうなる?
地の目を通した布地は、縦横が直角に整い、布端もまっすぐになります。この作業を行うことで、生地が歪むことなく、完成品が美しく仕上がります。
まとめ
「地の目を通す」という作業は、一見地味で手間がかかるように思えますが、手芸の基本として欠かせないステップです。この工程を丁寧に行うことで、作品のクオリティが格段に向上します。初心者の方もぜひ実践してみてください!