日光の休日 #6 〜豪華絢爛な日本の「ヴェルサイユ宮殿」とあの滝を訪れました〜
日光を訪れるのは小学生以来でした。
その修学旅行で足を運んだ
二大定番スポットを久しぶりに観光したら
とても感動したので今回は、そのお話を。
まずは、日光東照宮。
タイトルに書いた
日本のヴェルサイユ宮殿はこちらのこと。
徳川家康を祀る霊廟として建てられた
日光東照宮と
ルイ14世が離宮として建設した
ヴェルサイユ宮殿とでは
建物の意味合いはまったく異なるのですが
(ヴェルサイユ宮殿・鏡の間)
黄金に輝く装飾が施されていること
当時の最高峰の技術が採用されていること
今もなお多くの観光客を魅了する場所という点では
どこか似ているように感じるのです。
さて、色彩豊かな
五重塔の前を通り、
階段を上った先にある表門をくぐります。
少し歩くとあの有名な
みざる、いわざる、きかざるの三猿の
彫刻がありました。
神厩舎(しんきゅうしゃ)の8面ある彫刻の
ひと場面だったのですね。
「幼い頃は、良いものだけを見て
良い言葉だけを口にし
良いことだけを聞きましょう」
という人生の教訓であることも
恥ずかしながら初めて知りました。
(小学生の頃には、この説明が響かず
忘れていたのだと思います。)
1.子どもの未来を見据える母
2.三猿の場面
3.自立する前の少年期
4.希望を抱く青年時
5.友人を慰める場面
6.恋愛に悩む場面
7.夫婦で荒波を乗り越える様子
8.妊娠したお母さん
と続く人生のストーリーが描かれていたのです。
8.からまた1.に戻り
繰り返される人々の物語。
三猿のお話が小学生の頃には
理解できないのも当然かもしれません。
馬屋である神厩舎の
正面に三猿の場面はあるのですが
ぜひ横に周り
子どもを授かったお母さんの場面まで
大人の方には見ていただきたいです。
感慨深い気持ちになるのではと思います。
もう一つ有名な彫刻が
眠り猫。
平和の象徴だそう。
天敵である鳥が飛ぶ中で
すやすやと子猫が眠れるような
世の中を表しているとのこと。
子どもの頃に見た時には
「猫だ!可愛い」くらいの感想しか
持てなかったので
改めて来てみてほんとうに
よかったなと思いました。
そして、唐門の奥にある
本殿へ。
こちらの本殿の中で
「ヴェルサイユ宮殿みたい。」と
強く感じたのでした。
豪華絢爛な彫刻が金色に縁取られています。
一つ一つの繊細さに
圧倒されてしまいました。
昔訪れたことのある場所に
こんなにも心奪われるとは
思ってもみませんでした。
日光東照宮を訪れる際には
お隣の二荒山神社
輪王寺にも立ち寄られることをおすすめします。
もう一つの定番スポットは
華厳の滝。
こちらのエレベーターで滝の近くへ。
再会した華厳の滝にも
とても感動させられました。
当時はこの豪快な滝しか
目に入っていなかったのですが
滝を囲む紅葉した山や岩肌
そこを細く流れる小さな滝にまで
心打たれたのでした。
「自然」の淡々と営みを続けていること
あるがままの姿をさらけ出していること
それが限りなく美しいということに
気づかされたのです。
子どもの頃には気づけなかった多くのことに
はっとさせられた今回の日光の旅。
自分の成長にもちょっぴり
感激したのでした。
日光東照宮
住所:栃木県日光市山内2301
拝観時間:
4月1日 ~ 10月31日(9:00〜17:00)
11月1日 ~ 3月31日(9:00〜16:00)
※各期間とも受付は閉門30分前まで。
http://www.toshogu.jp
日光二荒山神社
住所:栃木県日光市山内2307
http://www.futarasan.jp
日光山輪王寺
住所:栃木県日光市山内2300
拝観時間:
4月〜10月 8:00〜17:00
11月〜3月 午前8時(開門)〜午後4時(閉門)
※拝観受付は、いずれも閉門30分前まで。
https://www.rinnoji.or.jp
華厳の滝エレベーター
住所:栃木県日光市中宮祠2479-2
営業時間:
12月1日ー2月28日 9:00~16:30
3月1日~4月30日・11月1日~11月30日 9:00~17:00
5月1日~10月31日 8:00~17:00
http://kegon.jp