東京の休日 #56 〜絵画で世界旅行を!『東郷青児 蔵出しコレクション』展を訪れました〜
外国の風景が恋しくなる
この頃。
SOMPO美術館で開催されている
『~異国の旅と記憶~
東郷青児 蔵出しコレクション』
2020年11月11日(水)〜2021年1月24日(日)
へ足を運んできました。
その気持ちを満たしてくれる
数々の作品と出逢うことができ
とても嬉しかったです。
24歳から7年間フランスに住み、
還暦を過ぎてからは毎年のように
海外へ旅に出ていたという
画家・東郷青児。
今回初めてお顔を拝見したのですが
とっても素敵な男性なのだなと
驚かされました。
トレンチコートとスーツが
大正時代にこんなにも似合っていたかたは
他にいらっしゃらなかったのでは
と思ってしまったほど!
スーツケースや地球儀などの
私物もとってもお洒落です。
さて、そんな東郷青児の
旅の記憶を巡っていくこととなります。
優しい空気と鮮やかさを持ち合わせる
こちらの作品はフランスの景色。
《南仏風景》
1922年
同じくフランスの
モン・サン=ミッシェルを描いたのがこちら。
《古城》
1970年
この作品は込められた
メッセージを想像したくなってしまう一枚です。
展覧会のポスターになっている
この女性はフランス南部のかたのようです。
《ヴァンスの女》
1972年
こちらの作品のモデルは
アルジェリアのかた。
《タッシリの男》
1972年
その他にも
ヨーロッパ、アフリカ、中東、中南米など
世界中で出逢った人々と風景が
作品の題材となっていました。
旅先のパンフレットが展示されていることも
面白かったです。
これも旅行気分が味わえた要因のなのかなと思います。
また東郷青児のイメージにもなっている
「美人画」もいくつもみることができました。
《赤いベルト》
1953年
公式サイトにはその他の展示作品も
掲載されていますので
ぜひご覧ください。
さらに、SOMPO美術館の
コレクションの代表作
フィンセント・ファン・ゴッホ
《ひまわり》
ポール・ゴーギャン
《アリスカンの並木路、アルル》
ポール・セザンヌ
《りんごとナプキン》
も鑑賞することができました。
(ゴーギャンとセザンヌの作品の写真は
撮影可能だった、前回の展覧会の時に撮ったものです。)
こちらのひまわりは
躍動感があってとてもいいですよね。
海外旅行に出かけることが難しい中
訪れたことのないアフリカや中東の
空気まで感じさせていただいた
素晴らしい展覧会でした!
写真・文=Mana(まな)
『~異国の旅と記憶~
東郷青児 蔵出しコレクション』会場:SOMPO美術館
東京都新宿区西新宿1-26-1
会期:2020年11月11日(水)〜 2021年1月24日(日)
開館時間:10:00〜18:00
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(ただし11月23日、1月11日は開館)、
年末年始(12月28日(月)~1月4日(月))
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2020/togoseiji2020/
(日時指定入場制となっております。
詳細は、上記公式サイトをご確認くださいませ。)
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