映画「すばらしき世界」
すばらしき世界、とは…
「ヤクザと家族」とは反社会的勢力を扱っている部分で共通点。男性監督と女性監督だから…?全体の雰囲気が全然違う。この感覚の違いを明確に言葉で伝えられない自分が悔しいです。この作品は、良いと思いながらもどこか入り込みにくい部分があって、少々集中が切れてしまいがちでした…なぜだ。
※ネタバレとは言えない程のネタバレ有
「私たちって、いい加減に生きているのよ」
と言う台詞が印象的。
確かに、心がザワっとしたりムッとした事があってもそれに真正面から立ち向かう事は少なくて、スルリと見て見ぬフリをしたり自分の気持ちに蓋をしてやり過ごす事が多々あります。三上さんのように、感情のままに行動出来るってある意味羨ましい部分があるのかもしれない…人に迷惑を掛けてしまうのは良くないけど、どっちが善悪かなんて分からない。
世の中、都合で出来てるなぁ。
どちらの作品にも出演されていた10年以上前に舞台で観てから気になる存在の、北村有起哉さん。
全く違う立場の役柄でした、悪い北村さんが好き。
驚いたのが田村健太郎さん。
田村さんかな?いや、違うな。
と思っていたらエンドロールでやはり田村さんだった時の衝撃ったら。顔つきが違う人だったの…
役所広司さん。
施設の職員同士で阿部の事をからかって話しているシーンのあの目。心臓止まったかと思った。
どんな世界がすばらしいんだろう…
いい加減に生きる世界?まっすぐに生きる世界?