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【シンガポール2024.2】 #5 中国東方航空搭乗記(おまけ)

前回の記事でシンガポール編は完結のつもりだったのだけど、おまけとして中国東方航空搭乗記を書き残しておきたい。

中国東方航空に対してはいろんな口コミがあって、悪い口コミを見て悩んでいる方もいらっしゃるかもしれない。

あくまでも私1人の経験ではあるけれど、どなたかのお役に立てたらと思う。

ちなみに写真は、遅延して乗り継げなかった便を振り替えたときに受け取った新しいチケット。
搭乗時間の「15:35」が丸で囲まれているけど、受け取ったとき既にその時間を過ぎていたのは衝撃的だった。
なお、この便も遅れていたため、無事に乗ることができた。


利用した区間と運賃

福岡〜上海浦東(乗り継ぎのみ)〜シンガポールの区間を往復とも利用した。

予約はTrip.comにて。

福岡〜シンガポールの直行便があるシンガポール航空と比べると半額くらいだったと記憶している(予約がギリギリだったからシンガポール航空の価格が高くなっていたのかも?)。

とにかく安さ重視で選んだフライトで、運賃は往復45920円。

良かった点

  • 安い。福岡〜シンガポールの往復で5万円以下はありがたい。

  • 福岡〜浦東までの短いフライトでも機内食が出た。

  • スタッフは、値段を考慮すると十分親切だと思った。
    特に、帰りの便で入国カードが配られたときに「Chinese?Japanese?」と聞かれたのは、ささやかなことだけど配慮があるなと感じた。

  • 行きの福岡〜浦東便が遅延し、シンガポール行きの便に乗れなかったものの、無料で最短の便に振り替えてくれたので、予定していた日に到着できた。

  • 荷物の計測が緩め。LCCなど厳しい会社だと、大きな荷物と身の回り品の合計で7kg以内などと定められていてキッチリ測られるところだが、中国東方航空は大きい荷物の計測のみでOKだった。

特に上海浦東〜シンガポールの機内は綺麗で快適だった


イマイチだった点

  • 遅延の影響でシンガポール着が深夜になったため、宿までの移動をタクシーにせざるを得ず、余計な交通費がかかった(仕方ないこととはいえ、本当はMRTで移動する予定だったのでプラス2000円ほどの出費に。せっかく飛行機代を抑えたのに…)。

  • フライトを振り替えてもらうための窓口が行列で、かなり時間がかかった。30分はかかったと記憶している。当然椅子もないので、その間立ちっぱなしだったのは辛かった。
    フィンエアーに搭乗したとき、ヘルシンキ〜羽田間で遅延があったのだけど、フィンエアー側で乗り継ぎ便の羽田〜福岡便を遅い便に振り替えてくれており、羽田で案内してもらった。
    しかし、中国東方航空の場合、浦東に到着したら振り替えてくれているというようなサービスはもちろんない。

  • 機内が寒すぎた。旅行が2月だったので元々着ていたダウンを着てなんとか過ごせたけれど、もしダウンがなかったら風邪を引いていたと思うくらい寒かった。

  • スタッフさんに質問したいときや、対応してほしいときはきちんと主張することが大切。黙っていると、ほかのお客さんから当然のように割り込まれることがあるので注意(これは航空会社が悪いわけではないし、どの国に行くにしても海外旅行では必要なことかもしれないけれど、ガンガン主張する人たちには結構驚かされた)。

  • 浦東空港内でのターミナル移動が少し面倒。加えて、乗り継ぎ時の手続き、荷物検査にはそれなりに時間がかかる。

  • 行きの福岡〜浦東便がびっくりするほどうるさかった。国内線では経験したことがないほど。ちなみに帰りは早朝だったこともあるのか静かだった。

  • 機内食が出ること自体はありがたいけど、味は正直微妙。


機内食

味はあまり期待しないのが吉。
シンガポール〜上海浦東は、疲れがマックスで爆睡しており食べられなかったので3食分。

福岡〜上海浦東
ピラフとハンバーグとコロッケ
上海浦東〜シンガポール
メインはスパゲッティ
上海浦東〜福岡
真ん中の麺は何の黒さなのか謎
ごま団子がおいしかった


私なりの工夫

私は、可能な限りトラブルを避けるために、荷物を機内持ち込みにした。

結果、これが正解だった!

ロストバゲージや破損など、心配な口コミが散見されたことに加え、私の場合は2泊のみの短期間の旅行でありお土産もたくさん買う予定はなかったので、持ち込むことにした。

もし荷物を預けていたら、おそらく振り替えてもらったシンガポール行きの便には乗れず当日中に到着できなかったと思うので、今回は機内持ち込みにしたのは良かった。

ただ、行きの空港で免税店限定の白州を発見したときは、機内持ち込みにしたことを少しだけ後悔した。

機内には100ml以上の液体は持ち込めない。
帰りだけ預けるという手段もあったけど、今回はコンパクトな旅をテーマにしていたのでキャリーケースではなくボストンバッグでの旅だったため、割れ物を入れるには不安。
鍵も付いていないため、シンガポール滞在中の管理も大変。

加えて、免税店での購入なのでおそらくシンガポールまでは持ち込めると思われるが、乗り継ぎ空港(今回の場合、上海浦東空港)の荷物検査時に没収されてしまうこともあるらしい。

…ということを踏まえて今回は断念。

免税店のお酒は直行便で往復する際に購入するのが無難らしい。

飲んでみたかったなあ。

またいつか、出会えると良いのだけど。

友人のエピソード

中国東方航空を利用した友人のエピソードもご紹介。
友人も、私と同じく浦東乗り継ぎだったけれど、やはり遅延。

乗り継ぎは時間に余裕を持って3時間ほどある便にしたそうだけど、それでも間に合わなかった。

友人の場合はその日のうちに目的地に到着できなくなってしまったらしく、航空会社側が上海にホテルを手配してくれたとのこと。

結論

私が利用した便では、行きの福岡〜浦東が遅延した以外は大きなトラブルはなく、多少気になることはあったけど、価格を考えると許容範囲だった。
ただ、友人のケースように上海で1泊するような遅延となると、タイトなスケジュールの旅行の場合はガッカリ感が大きいかもしれない。

私が今後どうするかというと、そのときの旅行スケジュールにもよるけれど、最悪1日削れても良いかと思えるような気ままな一人旅であれば、今後も中国東方航空を選択肢の1つにすると思う。

でも、「ここにもあそこにも行きたい!」みたいな忙しい旅のときや友達と一緒のときは選ばないかな。

価格はやはり魅力的なので、時と場合によって使い分けるのが良いというのが私の感想。

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