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冬の産後は「悪寒」がコワい。入浴の注意ポイントと冷え対策

出産を経験した方ならもしかしたら経験したことがあるかもしれません…

「悪寒」

いかがですか、ありますか?

私はあるんです。
ぶるぶると震えて、面白いほど歯がガチガチいっておさまらない、
そんな強烈な悪寒に襲われたことがあるのです。

この記事では、私の悪寒体験とともに、入浴のコツと注意ポイントについてお話しします!

悪寒って?

発熱時になんかぞくぞくする、というのは想像がつきますでしょうか。簡単に言うなら、寒気よりもっと強めのヤツです。

悪寒(おかん)とは、全身がぞくぞくとする不快な寒けのこと。発熱初期に感じ、ふるえが伴うこともある(悪寒戦慄身震い)。

Wikipedia

変な表現して許されるなら、男性が寒いときに用を足し終わった瞬間、ちょっと体が身震いしません?あれの100倍くらいのが襲ってくるんです(男性の例じゃわかんないですよね・汗)。


高齢出産の私を襲った強烈な「悪寒」のハナシ


長女を出産したのは2月でした。退院して里帰り先の実家に戻ったのは2月10日。一年で一番寒い時期ですよね。産後の体はまだ「悪露(おろ)」が出ていて、出なくなるまでは湯船に浸かってはいけない、と退院時に言われてきました。

うちの実家のお風呂は床がタイルでした。私が初めて強い悪寒に襲われたのは、湯船にお湯を張らず、まだ誰も入っていない寒い浴室でシャワー浴をするために服を脱いだ時でした。

ものすごいぶるぶると震えたんです。
急に来ました。
あれは忘れられません。歯ががちがちとなるくらいに震えて、自分ではどうにも止められないんです。

脱衣所寒い、早くシャワー浴びよう、
と、冷たいタイルの上に降り立ち、
5秒ごとにくる強い震えに耐えながら
シャワーがあったかくなるのを(もちろん裸で)待ち、
とにかく首の後ろにお湯をあてました。
それでも強烈な震えはなかなかおさまりません。


このときもし湯船に熱いお湯があったなら。
そのお湯をじゃんじゃんかけることができました。

これがもし誰か一人でも入浴したあとだったなら。
浴室内はもう少しあったまっていたことでしょう。

母を呼んで脱衣所で待っててもらえたなら。
心細さもやわらいだでしょう。

つい数か月前にインターフォンをリフォームしたばかりだったのに、
あろうことか、うちのは浴室から呼び鈴を鳴らしても音が鳴るのは脱衣所なんです、アホなつくりでしょう?

出る限りの大声で呼びましたよ、母を。父を。
まったく気づいてくれませんでしたね。
(本気で私このまま死ぬのかなと思いました)

特に注意したい冬の産後の入浴のコツ

うちの実家の風呂がワースト1位パターンかもしれませんが…
里帰り出産する方も多いでしょう、注意ポイントを押さえておきますとこんな感じです。

湯船にお湯を張る
お湯がたまったら、ふたを開けて湯気で浴室内を温めておく
浴室内の床にマットを敷く(タイルなど冷たい場合)
湯船のお湯を体にじゃんじゃんかける
あがるときは浴室内で体をふく

もちろん浴室暖房機能があればスイッチON!
できれば脱衣所も温めておけるといいですね。
うちの実家は廊下と直結で玄関も近くめちゃくちゃ寒いです。
乾燥機があったらバスタオルもホカホカにしておくとか。

また髪が長い人は頭にもタオルを巻き、着替えたらすぐ乾かしましょう。


産後の悪寒はどうして起こるの?

産後の悪寒は、多くの産婦さんが経験する症状で、以下のような理由が関係しています。

1. ホルモンバランスの変化
出産後はエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンが急激に減少し、自律神経が乱れることで体温調節が難しくなり、悪寒を感じることがあります。

2. 血液循環の変化
出産による出血(分娩後出血)や体力消耗で血液循環が低下し、手足の冷えや悪寒を感じることがあります。

3. 発汗による体温低下
産後は妊娠中に体内に溜まった余分な水分を排出するため、発汗が増えます。これが体温低下を招き、悪寒の原因となることがあります。

4. 疲労やストレス
出産の疲れや睡眠不足、育児のストレスが自律神経を乱し、悪寒や冷えを感じやすくなります。

5. 感染症の可能性
悪寒が強い場合や発熱を伴う場合は、感染症の可能性もあるため、必ず医師に相談してくださいね。

悪寒を引き起こさないためのポイント

私はその後も何度も悪寒に襲われる体質になってしまいました。
あの出来事があまりにも強烈だったのでそのせいでその後もなってしまったと考えていましたが、遅かれ早かれ経験したことなのかもしれません…

ですが、できれば下記のことに注意して、何度も悪寒を呼び寄せないようにしましょ!

  1. 冷たい水に触れない
    水道がお湯になるまで待って!
    家事や掃除では手袋をしましょう。

  2. 袖まくりをしない
    これ私クセなんです。
    ついやってしまって何度も悪寒がきました。手首や腕を少し露出するだけでぶわーっときます。体温を下げないように、手首周りを冷やさないようにしましょう。

  3. 裸足で過ごさない
    足元の冷えは全身に影響します!靴下+スリッパも着用して!
    (締めつけの少ないものでね)

  4. 薄着で過ごさない
    暖房が効いていても、肌の露出はNG。お腹や腰、首、手首、足首も。腹巻きやレッグウォーマーを活用して!

  5. 冷たい飲み物や食べ物を摂らない
    冷えた飲み物、アイス、サラダなどの冷たい食事はできれば避けて。温かいスープや常温の飲み物を。

  6. シャワー浴で済ませない
    悪露が収まってからは存分に湯船に浸かって。
    血行を促進し、体の芯まで温めましょ。

  7. 涼しい場所で長時間過ごさない
    エアコンが効きすぎた部屋や、風通しの良すぎる場所は避け、適度に暖を取るように。上のお子さんの遊びに付き合うのは室内でね。

  8. 頭髪を湿ったままにしない
    髪を乾かさずにいると頭や首元が冷えます。洗った後はしっかり乾かしましょ。

  9. 極端な無理やストレスをかけない
    ストレスや過労は自律神経を乱し、体温調節が難しくなります。家事や育児は無理せず、周囲に頼りましょう。


まとめ

私、いまだに産後のことを語るとき必ず思い出すのがこの「悪寒」の体験です。知っていれば対策できます。「冷やさない工夫」を心がけて、体をしっかり温めて穏やかな産前産後をすごしましょうね。

アラフィフとなりママ歴9年になろうとしている私。
親も高齢になってきているので、今は実家のお風呂を”親たちのために”リフォームせねばという気になっていますが…(特に呼び鈴)

呼び鈴って。昭和か。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
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