20231029

競馬は人生で二度ほど。
下宿先のおじさんが
遊び程度に競馬をしていて
その日も競馬新聞を見て
ああでもないこうでもないと
つぶやいていた。
私は何かの手伝いをしていて
別に貰うつもりはなかったけど
おばさんのお手伝いのお駄賃に
500円をもらった。
おじさんがその時
「やってみる?」と
声をかけてきた。
社会勉強のひとつだなと
「やってみたいです!」
と、その500円を元手に
馬券を買うことにした。
とはいえ
馬もよく知らないので
自分にまつわる数字を選んで
おじさんにお金と共に託した。

5000円になった。
え〜〜!!
私はそれでお酒を買った。
おじさんとの晩酌用。

それから年末。
また何かしらのお手伝いをした時に
500円をもらった。
今日は大きなレースがあると
おじさんはそわそわ。
「一緒に馬券買いに行く?」
おお、また社会勉強!
「行きます!」
と、銀座のWINSに
馬券を買いに行った。
おお…。
ほとんど吸い込まれていくお金が
ここにはたんまりと…。

元手はやはりお駄賃で貰った500円。
また自分にまつわる数字を選び
おじさんに教わりながら
今回は自分で買ってみる。
なるほどこんな簡単に買えるのか。
うちに帰って
テレビでレースを見る。

ん?
お?お?お?お?お?

勝ちました〜!
1万5千くらいになった。
いや…こわ…。
ビギナーズラックというのか。

あまり欲を出さずにいたのが
よかったのか。
また、ちょうどいいくらいの
当たりがなんとも。
というかお小遣いくれた
おばさんのパワー?
5千円はなんか自分のことに
使った気がするけど
残りの1万円はまた下宿先で
みんなで使った気がする。
お酒かケーキか
おいしいもの食べた記憶。

その二度きり。
17年くらい前の話で
馬券の買い方も忘れたし
今はアプリで買えるし
便利になってる。
でも競馬の楽しい思い出として
あの時のことを残したいから
もう特に何かなければ
かけることはないかな。
たとえば友達と行くとか
イベントに行くとか
そういうことがないと。
あの時はまってなくてよかった。

と、いう話さ。

長々失礼しました。
まる君の競馬小話でした。
電車で寝そうだったので
ぽちぽちと。

コーヒー飲みたい。

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