【映画】グランメゾンパリ【感想】

映画グランメゾンパリの感想です。
直接的なネタバレにはなってないと思いますが人それぞれのラインがあるかと思いますので気にする方は読まないでいただければ。。。
少なくとも私は観て良かったです。


まずドラマ「グランメゾン東京」は私にとって好きな作品です。
今まで5回は繰り返し観ているかと思います。
私と同じくもしくはそれ以上にグランメゾン東京が好きな方はたくさんいらっしゃると思いますし
そういう魅力のある作品だと思います。

グランメゾンパリについては事前に予告編やあらすじを観たときは正直大丈夫かな?という印象でした。
グランメゾン東京という作品自体にきれいに完結している作品なので
果たして続編が必要なのか?蛇足なのではないか?そんな気がしていました。

過去に事件を起こした尾花夏樹をシェフとしてパリで店出せるんだっけ?
食材の仕入れに苦労?過去にパリで二つ星の店をやってたのに??
あらすじを読みながらそんなことも気になっていました
それでも映画館に私の足を向けたのはグランメゾン東京のテレビスペシャルでした
やっぱりキャラクターが魅力的で料理が美しい
グランメゾン東京ずっと観ていたいと思わせる素敵な作品なんだと感じグランメゾンパリも観てみようかという気になりました

グランメゾンパリを観て中盤まで感じていたのはグランメゾン東京のファンへのプレゼントという作品だということです
グランメゾン東京という作品の世界観にもう少しだけ浸っていたいと思うファンにあと少しほんの少し許されたアンコールのような作品だと感じました
尾花夏樹が三つ星を目指す中で周囲の意見を聞かなくなり追い詰められていく様子というのは正直
あれ?それテレビドラマで乗り越えた課題だったのでは?
というように思いましたが
それでもやはりもう一度グランメゾン東京で感じた感動を味わうためにグランメゾン東京で一度乗り越えた課題も再度向き合い
グランメゾン東京の感動をダイジェスト的に劇場版としてまとめた、そんな作品なのかなという感想でした
私はグランメゾン東京が好きな作品なのでそれでも全く構わないしそれでも鑑賞料金以上の満足があるだろうと思いました。

しかしクライマックスに該当するフルコース提供シーンはグランメゾンパリという作品を単なるドラマ版の焼き直しではないとする迫力を確かに感じさせる素晴らしいものでした
料理の美しさ、音、演技の説得力、それらが連なって表現される、料理をする、料理を味わうということの魅力は劇場で観る価値が確かにあると感じさせるもので圧倒的でした
この作品を観て、料理をするということとても素敵なことだとより一層感じられますし
料理をいただくということのありがたさ、料理人の方々や食材を育ってたり提供していた抱いている方への尊敬をあらためて感じずにはいられません。
劇場ではなく自宅のテレビでこの作品を見てもこれだけの感動を私は得られなかったのではないかと思います。
料理は素晴らしく、そして料理に敬意を払いたい
そう感じさせてくれる作品でした
観て良かったです

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