彼女から教わった素敵な長所
「潔癖症」
この言葉を聞いて皆さんはどういうイメージを持つか。
少なくとも良いイメージを持たない人が多いのではないか。
私もその考えの一人だった。
半年前、彼女がきっかけでその考え方が180度変わった。
その子と付き合う前、2回目のデート。映画デートをしていた時、映画を見終わって、彼女が「お手洗いに行くね」と一言私にいい、お手洗いに向かった。私はその近くの場所で携帯を開きながら待っていた。しかし、10分くらい過ぎても一向に戻ってこない。さらにはその子より後にはいった何人かの女性が戻ってきてるくらい戻ってきてない。私は具合悪くして倒れてるのではないかと心配になった。15分すぎた頃にようやく戻ってきて私はすっと胸をなでおろした。心配になったので、遅くなったこと理由を聞こうとした。しかし、女性にそれを聞くのは私の中で失礼だと感じ、聞かなかった。
その後は何事もなかったかようにデートを終えた。
その後、何回かデート重ねた。しかし、私はふと疑問を感じた。百発百中でお手洗いに行って15分過ぎごろに戻ってきていることに。流石に聞かないとと思い、聞いてみた。そしたら、言うか言わないか戸惑いながら「私、潔癖症なの」と言われた。私は驚きはしたが、それ以外は感じなかった。それを見た彼女も驚いていた。「どうしたの。」と聞いたら、「引かないんだね私のこと。」それを言われて私は思った。潔癖症って悪いことではないのではないか。
その後も彼女に質問し、清潔に対してのマイルールも聞いた。便器に座るときは紙を敷いてから座る。手洗いは少なくともその場で3回~5回はする。自前の手洗い洗剤を常備する。スマホは寝る前に必ずウエットティッシュで拭く。これを聞いて、私は引くよりも感動した。自分に厳しくしてるのって早々できることではないし、徹底してるのかっこいいと彼女に伝えた。照れながら喜んでくれた。
さらに、その子は相手には求めず、割り切ってるとも言っていた。
相手に対して配慮していて、気を遣ってるのが素敵だなと感じた。
それを聞いて私はそれ以上に感動したのを今でも覚えている。私はその当時23歳なのだが、同い年なのに自分より大人だなとも感じた。
潔癖症は素敵な長所だ
この経験から私は潔癖症って素敵な性格でかっこいいものなのではと感じるようになった。
自分ルールを作って、それを毎日実行するって素敵だと思うし、自分と戦ってる感じがしてロマンチックだと思った。これは潔癖症に限らずだと思う。仕事、プライベート。これらにも一人一人に自分のマイルールがあって、それらを毎日実行しながら自分と戦っている。潔癖症はこれらと近いのではないかと思う。だからかっこいいと私は思う。
今は大々的に私は潔癖症ですと言えないかもしれないが、私はこの記事を通して、少しでも、潔癖症は素敵な長所だと感じていただけたなら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。