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艶やか、華やか、賑やか。ウタマロにザッパにトムトムクラブだー(レコードジャケットの楽しみ #6)

こんにちは、吉田です。
レコードジャケットを自宅の部屋に飾ってニンマリする連載の6回目です。
(連載のマガジンはこちら)

今回のアルバムは3枚とも全く違うジャンルですが、「ジャケットのデザインはごちゃごちゃしてるけど、ジャケットも中身もすごくいい!」というアルバムを集めてみました。
しかもそれぞれ特徴があります。それは「艶(あで)やか、華(はな)やか、賑(にぎ)やか」という特徴です。
ではさっそくご紹介しましょう。

まず1枚目は「艶やか」、サントラの「歌麿・夢と知りせば」です。
この連載では2回目の邦楽のアルバムのご紹介となります。それぐらいこのアルバムのクオリティは高い!
そして、そのクオリティを超えるほど、さらにジャケットが超すばらしいんです。
こんな感じです。

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まさしく「艶やか」。メチャクチャいいでしょ!
実物はもっと質感があって、いい感じなんです。すばらしい!

この映画は、ウルトラセブンなどで有名な実相寺昭雄が監督を務め、これまた怪奇大作戦などで常連の岸田森が主演を務めるというカルト感満載の映画です。
実験的な映像も役者の演技もいいのですが、その音楽もすばらしいのです。
音楽自体も「艶やか」なんです。

音楽を担当されたのは、作曲家の廣瀬量平という方です。
私は当初不勉強ながら存じ上げず、このサントラ盤で初めてお名前を拝見し、クラッシック畑の方と知りました。
そうと知り聴いてみると「なるほどな...」という感じです。

このサントラはSpotifyはじめネットの配信に流れていないばかりか、CDにもなっていないという悲しい悲しいサントラ盤です。
少なくともCD化はしていただければと切に願っています。

2枚目は「華やか」、フランク・ザッパの「Tinsel Town Rebellion (ティンゼルタウンの暴動)」です。

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このアルバムはいろんなテイストの楽曲が混ざっていて、かつそれぞれの楽曲のクオリティも高く、「音楽の宝石箱やー」(by〇摩呂)という感じで、まさしく「華やか」です。
ジャケットもザッパを中心にコラージュ的に様々な人がひしめき合い、これまた「華やか」!

実はこの時期のザッパの楽曲が一番好きで、「Joe's Garage」から本作を経て「Them Or Us」あたりまでが(私の中での)ザッパの黄金期です。
もちろん、「Hot Rats」や「Apostrophe (')」もお気に入りなので、結局全部好きなんですけどね。

さて、最後の3枚目は「賑やか」、トム・トム・クラブのファートアルバム「Tom Tom Club」です。

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もうジャケットを見ているだけで楽しい気分になってくるでしょ!

トム・トム・クラブは、かの有名なトーキング・ヘッズのグループ内プロジェクトとして発足したのですが、本家解散後も活動を継続しています。

ジャケットだけじゃなく、曲自体も「賑やか」です。
理屈とか関係なく、無条件で楽しい気分にしくれる曲が満載です。
1曲目の「Wordy Rappinghood(おしゃべり魔女)」もいいですが、私のオススメは2曲目の「Genius of Love(悪魔のラブ・ソング)」!
ちょっとテンションが下がり気味の時に聴けば、カンフル剤のように一発で元気にしてくれます。

ちなみに、このジャケット、裏面も賑やかで楽しさ満載です。
こんな感じです。

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どうですか?
トムトムクラブ、聴きたくなってきたんじゃないですか?

このアルバムはSpotifyにあるので、皆さんも「元気になりたいな...」というときは、ぜひ聴いてみてください。
ほとんどの方が元気になると思います。

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今回の3枚、いかがでしたでしょうか?
ジャンルが違えど、3枚ともオススメのアルバムです。
その中でも特に1枚目のサントラ「歌麿・夢と知りせば」がジャケットも曲も本当に「艶やか」でオススメです。
惜しむらくはSpotifyはおろかCDでもリリースされていないことです。

本連載で取り上げるアルバムは、基本的にSpotifyで聴けるものにしたいと考えていますが、どうしても対応していないものもあります。
その際は曲は聴いていただけないため心苦しくはありますが、その分ジャケットをご堪能いただければと思います。

今週もこの3枚を(特に「歌麿」を!)ニンマリ眺めながら過ごしたいと思います。

ではまた来週。

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